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ERGONエルゴンGS1を三年間使い倒してみたレポート【エルゴグリップ】

骨

この記事では、長く自転車に乗っても手が疲れにくくする効果があるエルゴグリップを選ぶなら、エルゴンGS1をおすすめします、という内容をお伝えします。

エルゴグリップが良いよということはわかったけど、いろんなメーカーからたくさんの種類が出てて、どれを選べばよいかわからない、という方も多いと思います。

そこでこの記事では、

  • エルゴンGS1を選ぶわけ
  • 素材と形状からエルゴンGS1を解説
  • 三年間実際に使ってみてのレポート

の順番にご紹介していきます。

2分くらいで読めますし、失敗しないエルゴグリップを選び方を知ることができて、サイクリングがラクに楽しくなりますので、ぜひ読んでみてください♪

エルゴンGS1を選んだわけ

フラットバーの自転車で、長い時間や長い距離を走ると、グリップに添えている手のひらが痛くてたまらなくなった経験から、いろんなことを試して、エルゴグリップに行き着きました。

そして、いくつかの種類のエルゴグリップを使っていく中で、「これは!」と感じたのがエルゴン社のエルゴグリップだったんです。

エルゴンGP1最初に使ったのは「ERGON GP1」です。このグリップを使うようになって、これまでの手の痛みや疲れはなんだったんだろうと心底思いました。

 

とっても気に入って使っていた「GP1」ですが、ちょっと「もっちゃり」したデザインが気になってまして、同じくエルゴン社が作ってる「GS1」に興味が湧いてきました。

  • エルゴン社のグリップなのできっと間違いないでしょう。
  • とってもスリムで「しゅっ」としたデザイン。
  • 鋭角な雰囲気でまるでジェット戦闘機みたい。
  • スポーティな自転車にどんぴしゃ!な感じ。
  • 実売価格は4,500円前後(高い・・・)

自転車のグリップとしては、少々現実離れした(笑)お値段なので、悩みはしましたが、どうしても欲しくて「GS1」を買うことにしたわけです。

その結果はといいますと「大正解!」でした。

まる三年以上使ってきて、だいぶんあちこちが傷んできましたが、それでもまだ当分使えそうですし、その後もきっとリピートすると思います。

結論。

悪いことは言わないから、エルゴグリップはエルゴンの「GS1」にしときなよ♪

それはなぜなのかは、これから詳しく解説しますね。

 

エルゴンGS1の素材や形状について

硬い部分と柔らかい部分がある

柔らかい部分

手のひらを置くところと、親指が当たるところは、わりと柔らかく作られています。
そしてそれ以外の部分は、硬めに作られていて、いろいろ工夫がされているようです。
さすが高いだけのことはあるなあ。

人差し指と親指でつかむところはとってもスリム

細い

この部分はもう「ぺらっぺら」ですごく厚みが薄いです。厚みは2ミリぐらいかもしれません。こんな薄くて大丈夫?って思うくらい。

でもね、先日別のエルゴグリップを試したことがあって、気づいてしまいました。

エルゴグリップ

このグリップも悪くはないんですよ。でもね、感じたのはこんなことでした。

  • うんうん、ちゃんと手にフィットするよね。
  • 全体に柔らかくて疲れにくそうで良いじゃない。
  • ただ、人差し指と親指で輪を作る部分がちょっと太いかな?

そして、ものはためしで、左手はこのエルゴグリップ右手は「エルゴンGS1」を付けて、ちょっと走ってみたんです。すると・・・

  • 全体的に柔らかくて「ぷよぷよ」して落ち着かない
  • 人差し指と親指で輪を作る部分が太いので疲れる自信がある。

という結果に落ち着いてしまいました。「GS1」だけを使っているとわからなかったけど、こうやって同時に比べてみると、違いが明らかだったなあ。

「ひれ」の部分にもしっかり「骨」が入ってる

骨

これは最近気づいたことですが(苦笑)
手のひらを置くための広くなっている部分の内側に、しっかりと「骨」が入ってるんです。

言い換えると、ゴムの造形で「ひれ」を作っているのではなくて、「ひれ」の形に「骨」を作っておいて、その上にゴムを貼ってる感じです。

だから「ひれ」の部分をぐねっても、ある程度以上は変形することはなく、ちゃんと形を保っています。

そしてゴムの表面から「骨」に行く着くまでの、距離というか厚みが絶妙な感じです。しっかりコシはあるけど、「ごつごつ」感は感じさせないみたいな。

ちょっと余談ですが、あまりよろしくない例をお伝えしますね。

骨が入っていない骨が入っていない

これは一年ほど前に、安さに惹かれて買いまして、一年たたずに朽ちてしまったエルゴ?グリップの変わり果てた姿です。安いといっても、それでも1,000円ほどはしたはず。

「骨」に注目しますと、このグリップの「ひれ」の部分には「骨」は入ってません
ゴムの素材だけで「ひれ」を形作っているんですね。

なのでこうやって朽ちちゃう。ゴム素材そのものもあまり上等なものではなかったのでしょうし、本来の意味の「エルゴノミック=人間工学」なものではなかったようです。残念

エルゴンGS1で実際に長距離を走ってみて

ツールドおきなわ

ちょっとした距離と時間を走っただけでも、しっかりと良さが体感できる「GS1」ですが、とっても長い距離を走った経験がありますのでシェアさせていただきます。

毎年沖縄で開催されるイベント「ツールドおきなわ」の中で、競技ではなく完走すればOKな「やんばるセンチュリーライド」に2018年11月に参加させていただきました。

ざっくりな内容はこんな感じです。

  • 名護がスタート&ゴール地点、沖縄本島北部を一周する。
  • 朝7時スタート、午後7時ごろゴール(約10時間)
  • センチュリーなので100マイル=160km。
  • 実際は175kmほど。
  • 前半約80kmは海岸線の平坦路。
  • 後半約80kmはずーっとアップダウンの山岳コース。

折りたたみ自転車の「ダホン Speed P8改」に、エルゴン「GS1」をつけて、なんとかかんとか完走できました。

カラダはというと、めっちゃくちゃシンドかったです(苦笑)
でもね、手と腕の痛みや疲れを感じることは最後までありませんでした

このときばかりは「GS1」をつけて走ってよかったと心底思いました。
すごいぞ「GS1」。

エルゴンGS1を三年以上使って感じる耐久性は

三年経過後の状態をざっとレポートしますと、

  • いつの間にかエンドキャップがどこかに飛んでいってなくなってます。
  • ほんのちょっぴり「べとべと」してきてる気がします。ちょっとだけ。
  • ちなみに屋内保管ではなく、屋根あり外置きで紫外線けっこう当たってます。
  • 外側の端っこの金属部分が壁なんかに当たって「ぎたぎた」です。

という感じです。これから「べとべと」が進行すると予想されますが、まだ一年くらいは使えそうです。

外置きでこの程度の傷みぐあいというのは、なかなかの耐久性だと思いませんか?

エルゴンGS1に弱点や短所はある?

エルゴンGS1の弱点は、それはもう「高い!」こと(苦笑)

だいたいどこで買っても、4,500円前後します。スポーティな自転車に最近興味が湧き出した方にとってはまことに現実離れしたお値段ですよね。

でもこればっかりは、

  • 「GS1」によって得られる快適性
  • 自転車での遠出が辛くなくなる楽しみ。
  • 長く安心して使える耐久性

これとお値段との天秤ですので、じっくり悩まれるといいと思いますよ。

それでもやっぱりお財布がきびしいという方には、性能そこそこ、お値段激安のエルゴグリップをご紹介しておきますね。

エルゴン社の他のラインナップ

エルゴン公式

【公式】ERGON エルゴン

エルゴン社ですが、「GS1」以外にもたくさんの製品を作ってまして、エルゴグリップもいろんなラインナップがありますよ。

GS3

ERGON エルゴンGS3

例えばですが、こんなバーエンドが付いたグリップもあったり。
これもまあまあお高い(笑)

ボク自身は自転車の乗り方のせいなのかどうなのか、あまりバーエンドの必要性を感じたことがないので、こういったタイプのグリップは使ったことがないです。

でも自転車の乗り方や楽しみ方は、ほんと人それぞれなので、ご自分にあうグリップ選びに悩むのがとっても楽しいですよね。

まとめ

というわけで今回は、手が痛くならず疲れないエルゴグリップの中で、ボクが一番おすすめするのは「エルゴンGS1」ですよというお話をご紹介しました。

最後にまとめます。

要点まとめ

エルゴンGS1を選んだ理由
⇒手の痛みや疲れの対策にはエルゴン社のグリップが一番だと確信したから。
⇒デザインがサイコーにかっこいい!

エルゴンGS1の素材や形状について
⇒硬い部分と柔らかい部分がある。
⇒人差し指と親指でつかむところはとってもスリム。
⇒「ひれ」の部分にもしっかり「骨」が入ってる。

エルゴンGS1で実際に長距離を走ってみて
⇒1日で10時間、175kmを走った経験。
⇒カラダは疲れたけど、手の痛み疲れはなかった。

三年以上使って感じる耐久性は
⇒屋根付き外置きで三年以上使ってもまだ大丈夫。

エルゴンGS1の弱点や短所
⇒4,500円前後とお高いこと。

エルゴン社の他のラインナップ
⇒エンドバー付きなどいろんな種類があるのでお好みで。

ようするに、

エルゴグリップを選ぶなら、少々お値段は高いけど、納得の使い心地で、丈夫で長持ちの「エルゴンGS1」がおすすめ。

ということです。

どんどんご自分で自転車に手を入れて、お気に入りのマイ自転車に育てていきましょう!