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格安タイヤDURO 20インチの取り付けで問題発生 【ブルーノ・ミキスト】

タイヤのパターン

この記事では、くたびれたブルーノ・ミキストのリフレッシュの一環として、格安タイヤ「DURO」を取り付ける中で、起こった出来事を紹介します。

自転車のタイヤが減ってきたので、新しいタイヤに交換したけど、どんなタイヤを選んだらいいか分からないし、できることなら安いに越したことはないし、といろいろ悩んじゃいますよね。

今回の格安タイヤのレポートで、格安タイヤを選ぶ際に、押さえるべきポイントや、起こりそうな問題なんかを、前もって知ることができますよ。

そうすることで、格安タイヤを買ってから後悔したり、よけいな遠回りをしないでよくなります。

フレーム

格安タイヤに交換します

ただいま絶賛リフレッシュ進行中の「ブルーノ・ミキスト」ですが、今回はタイヤを新調することにしましたので、取り付けの流れ一式をレポートさせていただきます。

先に整理しておくと、ブルーノ・ミキストは2、0インチタイヤが付いているミニベロ自転車なんです。そしてこの「20インチ」にも、いくつか種類があるんです。

  • 20インチ(406)
  • 20インチ(451)

詳しい説明はさておき、ブルーノ・ミキストは「406」のほうの20インチなので、そこのところよろしくお願いします。

DURO20インチ

 

前後タイヤ2本とチューブがセットで、3,980円(税込)です。なぜか1本の単品では売ってないの不思議。

ただサイズ違いの「20x1.35」が単品で販売してまして、それのお値段が、1,430円なので、あくまで仮定として、「20x1.5」だと単品価格1,500円くらいに思っておきましょうか。

するとタイヤ2本で3,000円ということに。セット価格3,980円との差額は980円で、チューブ二本と、英仏変換バルブがその中身ということですね。わりと微妙な価格設定だと思います。

先に結論:セット購入はオススメしません

先に結論を書きますね。単品で買うことができるなら、十分検討に値すると思います。でも、前後2本とチューブ、変換バルブのセットで、3,980円しか選択肢が無いならば、ボクは次回はリピートしません。

なぜかというと、その理由は、

  • 付属のチューブが信頼できない。
  • 英仏変換バルブは必要ない。
  • 単価で考えるとさらに安価なタイヤがある。

という点です。

タイヤとしてはそんなに悪いモノとは思わないのですが、セットしかないというのがダメ。

この下のレポートを読むと分かりますが、ボクが仮に次回リピートするとしたら、こんな選択をします。できるならですが。

  • 単品で前後用2本買う。(買えませんが)
  • チューブはパナレーサーとかのモノを選ぶ。

繰り返しになりますが、タイヤ自体はそんなに悪いものではないです。なので今回買ったタイヤはしっかり使わせてもらいますよ。とにかくチューブが残念のひと言に尽きますね。

シュワルベ・マラソンレーサーとの比較

シュワルベ マラソンレーサー

唐突に現れた、「シュワルベ・マラソンレーサー」ですが、ボクはこのタイヤが好きなんです。ダホン・スピードという折りたたみ自転車に、付けていたことがありまして、空気ボリュームと軽い走りのナイスバランスがステキです。

ただ、お値段もそれなりにしますので、家族が普段使いするブルーノ・ミキストに付けるには、ちょっと悩んでしまいまして、今回はDUROを選ぶことにしました。

せっかくなので、マラソンレーサーとDUROを数値で比較してみますね。

【価格】

  • マラソンレーサー:3,000円
  • DURO:1,500円(推定)

半額ですね(笑)もちろんクオリティも違いますから。

【重量】

  • マラソンレーサー:340g
  • DURO:440g(実測です)

その差100gです。DUROはもっと重いと思ってたので、意外に健闘しているなあというのが、正直な感想です。

あと補足情報ですが、DUROのセットに付属しているチューブの重量は110gです。なかなかにボッテリしてまして、ちょっとオススメできない印象ですね。

セット内容をチェック

商品構成

この価格帯のタイヤなので当然ですが、フォールディング(折りたたみ)タイプではなく、ワイヤービードです。なので、Amazonからでっかい段ボール箱で届きました。

内容はご覧の通りです。

  • タイヤ2本
  • チューブ2本
  • 英仏変換バルブ2組
付属するチューブ

チューブもDURO製なんですね。わけのわからない(失礼)チューブが入ってると思っていたので、これは意外でした。品質のほうは・・・

仏式から英式への変換アダプター

チューブのバルブはロングタイプです。英仏変換バルブですが、ちゃんとした取り扱い説明書が付いてまして、良心的だなあと感じました。

タイヤを付けてみる

装着完了

特に硬いということもなく、タイヤレバーを使わなくても手ではめることができました。ビードもしっかりキレイに上がってくれるし、まったく問題ないです。

しかし。

装着してから1分後に、バルブ付近から「ぷしゅー」という音がしまして、徐々に空気が抜けていくではありませんか。

いきなりパンクしました

パンク位置

バルブ不良かな?それともやっぱりパンクかな?と思いながら、チューブを取り出してみると、やっぱりパンクでした(悲)

それもなかなかにイヤラシイところから、空気が「しゅーしゅー」漏れております。

リム内側

リム側に問題があるかもね?と思いまして、チェックしたところ、リムには全く問題はありませんでした。ということはチューブ不良ですねえ。

タイオガのチューブ

イヤな場所だなあと思いつつも、ノリとパッチでパンク修理を試みたんですが、結果はダメでした。 場所のせいなのか?それともパンク修理がヘタなのか?たぶん後者(苦笑)

こんなことに時間をかけてはいられませんので、手持ちのTIOGAブランドのチューブを使うことに決定です。

タイヤに対してチューブが細いんですけど、これまでも何度もやってまして、何の問題も起こっていないので迷いはありません。

それに細いチューブのほうが、付けるときにしっかり納まりますし、付けるのがラクなんですよね。邪道だと思われたらごめんなさい。

なんとか着地できました

変換アダプターのテスト

タイオガのチューブを使って、無事装着完了です。もちろん空気漏れなんてしません。
もう一本のほうのチューブは問題が起きなかったので、今回はそのまま使うことにします。

付属の英仏変換バルブを使って、英式のポンプ口金で空気を入れようとしましたが、2BARくらいまでは入るんですけど、それ以上はムリでした。やり方がヘタなのかも?

まあ2BAR入れば、それなりに走れるので、OKということにしておきましょう。

タイヤのパターン

タイヤのパターンに方向性があります。ただ方向の指示は、タイヤには表記されてません。前輪は裏返せばいいんですけど、後輪はそういうわけにはいかないので、パターンの向きに注意が必要ですね。

パンクしたチューブはどうする?

価格設定的に十分予想していたことなので、チューブ不良には驚きませんでした。不良交換をお願いするとかも考えましたが、

  • セットで返品してとか言われたら超めんどう。
  • 交換品を送ってこられても、信頼感がないのでね。
  • ネタを提供してもらって、良い勉強もできたことだし。

ということで、セルフ泣き寝入り(笑)することに決めました。ほんとチューブだけの問題なんですよねえ。それにたまたまの不良だったのかも知れませんし。

でも付いちゃったイメージはどうにもなりませぬ。出先でのパンクは極力避けたいので、チューブだけは良いモノを使ったほうがいいですね。

それにブルーノ・ミキストに乗るのは、ボクじゃなくて家族なので、パンク修理を自分でしたりできませんし。タイヤ自体は肉厚なので、パンクにはなかなかに強そうです。

まとめ

というわけで今回は、くたびれたブルーノ・ミキストのリフレッシュの一環として、格安タイヤ「DURO」を取り付ける中で、起こった出来事を紹介しました。

最後にまとめます。

要点まとめ

さきに結論
⇒単品で買えるならアリ。セットならリピートしない。
⇒チューブに信頼性ない。
⇒英仏変換バルブいらない。

シュワルベ・マラソンレーサーとの比較
⇒価格は半分。重量は100g重い。

セット内容
⇒タイヤ2本、チューブ、英仏変換バルブ

タイヤを付けてみる
⇒付けやすい。キレイにビード上がる。

いきなりパンク
⇒タイヤ、リムに問題なし。チューブ不良。

その他インプレ
⇒英仏変換バルブは2BARまでしか入らない。
⇒パターンに方向性あり。方向の指示はない。

ようするに、

「格安タイヤにはいろいろあるかも」という覚悟があれば、DUROはオススメできます。ただしセットではなく単品購入を選ぶべき(選べるなら)

ということです。

なにか問題が起こっても、それを楽しむように考えると、自転車はますます楽しくなりますね。