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これで失敗しない 普段使い自転車に前カゴを取り付ける方法【ルイガノTR2】

前カゴ取り付け完了

この記事では、スポーティな自転車に、自分で前カゴを取り付ける方法を、実際の例をあげて紹介します。

前カゴを取り付けるって、いろいろ複雑な感じがするし、なにをどう準備したらいいのか分からない、なんか失敗したらイヤ!て思いますよね。

でも今回を記事を読めば、押さえるべきポイントがはっきり分かって、失敗しないで自分で前カゴを取り付けることが、できるようになりますよ。

4分くらいで読めますので、前カゴを付けたいと考えている方は、ぜひご一読を。

普段使いの自転車には前カゴは必需品

我が家に中古でやってきた、ゆるめのクロスバイク「ルイガノTR2」の、リフレッシュ計画が着々と進んでおりまして、あと残すところは二つとなりました。たぶん。

  • 前カゴを付ける
  • スタンドを付ける

このどちらとも、ロードバイクやMTBなどスポーティなど、自転車の中でも本気度の高いものには、さすがに付けないと思います。

でも今回のルイガノTR2のように、サイクリングにも行きつつ、普段は通勤通学やお買い物のも活躍する自転車には、前カゴとスタンドという便利機能は欠かせないですよね。

そして今回は前カゴを実際に自転車に取り付ける実例特集ですよ。

前カゴを付ける方法は二通り

自転車に前カゴを取り付ける方法は大きくわけて、二通りの方法があるようです。

  • Vブレーキ台座を利用する方法。
  • カゴ足を利用する方法。

 

Vブレーキ台座を利用する方法

Vブレーキ台座にキャリア

もともとルイガノTR2には、前カゴを取り付けることを前提とした、キャリアが付いていたもよう。我が家に中古できたときには、付いてなかったので、見たことないですけど。

今回もこの方式を再現しようかなとも思ったんですけど、わけあってやめておきました。

  • キャリア単体で四千円くらいします。ちょっと高いでしょ。
  • Vブレーキ台座を使うのに、ちょっと違和感を感じるような。
  • Vブレーキじゃない自転車では使えない方法なので、ブログ的にどうなの?

というわけで、今回はもう一つの方法を採用することにしました。

カゴ足を使う方法

カゴ足

カゴの下からハブ軸に向かって伸びる金属の棒のことをカゴ足(あし)と呼ぶようです。ただ単にステーなんて言うこともあります。

今回この方式を選んだのは、こんな理由からです。

  • Vブレーキじゃない自転車でも使える方法だから。
  • Vブレーキに負担がかからないでしょう。
  • シンプルです。
  • なんかちょっとスマート。
  • 高いキャリアを買わなくてもいい。
  • こっちのほうが趣味が合う。

最後の「趣味が合う」というのが最大の理由かもしれません(笑)

前カゴを取り付けるために用意するもの

カゴ足方式で、前カゴを自転車に取り付けるのに、必要なパーツたちを紹介しますね。

  • 前カゴ
  • カゴ足
  • カゴブラケット
  • 取付金具類

 

前カゴを選ぶときの注意点

 

前カゴ

 

ちょっと前に別の自転車用に買ったカゴです。オシャレな籐かご風デザインなんですけど、素材はプラスチックとステンレスで、とっても丈夫です。

いろんなデザインやサイズのカゴを通販サイトで選べますので、用途や趣味に合わせて、気に入ったモノを買うといいですね。

カゴ規格

後で紹介する「カゴブランケット」と合わせて、自転車に取り付けるんですが、カゴとブランケットの取付穴位置の相性が大切です。

カゴとブランケットの取付穴位置は、なにかの規格で決まっているのでしょう、だいたい合うようにできていると思うんです。上のギザのカゴもぴったりでした。ブランケットとではなく、キャリアとですけどね。規格の話なので、同じようなものです(汗)

規格が違う

でもまれに規格が異なるカゴがあるみたいで、ブランケットとカゴの取付穴の位置が合いません。そう、ボクが間違って買ってきたのです。ごめんなさい。

仕方がないので、ホームセンターでスレンレスの汎用ステーを買ってきて、無理やり合体させてます。ただ、強度と耐久性に不安を感じるので、近いうちになんとかせねば。

みなさんは間違わないでくださいよ。

カゴ足を選ぶときの注意点

カゴ足

カゴ足の長さに注意

カゴ足を用意する際に、大切なことの一つ目は、カゴ足の長さです。長過ぎるとこんな問題が発生します。

  • カゴが上に行き過ぎちゃう。
  • ブランケットと取付穴位置が合わなくなる。
  • 荷物を積んだときの重量バランスが悪くなる。
  • 単にカッコ悪い。

逆にカゴ足が短すぎるとこんな問題が。

  • カゴが下に行き過ぎちゃって前輪やドロヨケに当たる。
  • ブランケットと取付穴位置が合わなくなる。
  • 単にカッコ悪いとか以前の問題。

なので、実店舗で買うときには、自転車を持っていって、現物合わせするのがベストです。通販で買うときには、商品説明欄のカゴ足の長さを確認してください。でもちゃんと書かれていないことのほうが多いんですよねえ。

ルイガノTR2用カゴ足

 

今回、ルイガノTR2用に用意したのがコレです。サイズはあちこちで調べまくりました。ちなみに36cmです。

カゴ足の取付穴のサイズに注意

今回用意したカゴ足の取付穴のサイズは、実測で直径9mmでした。注文前にはそんなこと考えてもいなくて、取り付けるときに気付きました(汗)

ダボ穴に取付

さいわいルイガノTR2にはカゴ足取付用?のダボ穴がついていますので、このようにM5(直径5mm)のステンレス製六角ボルトでぴったり取付できました。

ハブ軸取付できない

でも仮にダボ穴の無い自転車だった場合は、ハブ軸に共締めしなくちゃいけません。ママチャリはこの方式が多いです。これはこれでイイと思います。

でもルイガノTR2は前輪のハブ軸の直径が9mm(実測です)だったので、9mmの穴には入りません。残念。

なのでハブ軸にカゴ足を取り付ける場合は、ハブ軸の直径より大きな穴が空いている、カゴ足を用意してくださいね。

ダボ穴に合わせて加工

この写真は、また別の自転車にカゴ足を取り付けようとしたときの、ちょいトラブル時のものです。

ダボ穴に取り付けるつもりでカゴ足を買ったのに、届いたカゴ足には、ハブ軸取付に対応した直径11mmの穴が空いていました。

このままだとスカスカでボルトが泳いじゃうので、ステンレスワッシャを加工して、スペーサーにして乗り切りました。締め込む際に、一時的に動かないようにするために、裏側からセロテープで留めてあります(笑)

トラブルは人を強くさせるようです。

ブラケットを選ぶときの注意点

ロングバスケットブランケット

 

ステム取り付け完了

写真のように、カゴを車体に取り付けるためのステーのことを、ブラケットと呼びます。

車体側の話なんですが、スレッドステムには、サイズが二通りありますので、ブラケットもスレッドステムに合うサイズのものを、用意してくださいね。

上下に伸びる金属柱部分の太さが二種類あります。ルイガノTR2は、ノーマルサイズでした。

  • ノーマルサイズ=22.2mm(1インチのヘッドパーツに対応)
  • オーバーサイズ25.4mm1-1/8インチのヘッドパーツに対応)

また、ブレーキやシフトのワイヤーと干渉するのをさけるため、ロングタイプを選んでみました。通常のだと突き出し量が70mm、ロングだと125mmでした。

このスレッドステムとカゴブラケットを使う方法は、スレッドステムではない自転車には使えません。
具体的にはアヘッドステムや、ダホンなどの折りたたみ自転車です。
その場合は、別の方法がありますので、また別の機会にご案内しますね。

アヘッドステム

必要なら金具類も用意しましょう

取付金具セット

 

これは、必要があれば買ってくださいねということです。なぜかというと、カゴを買うときに、セットで金具が付いてくることがあるからなんですね。その場合はかぶってしまいますので。

細かいことを気にしないなら、お家にあるボルト、ナットを使ってもいいと思いまうす。ただ、カゴの底につける正方形の金具は、普通はお家にはないですよね。

あらゆる部分に言えることなんですけど、金属類は極力ステンレスを使ってほしいです。鉄にメッキしたやつだと、何年かすると必ずサビてきますので。

前カゴを実際に取り付ける流れ

では必要な部品やらがそろったところで、さっそく前カゴの取り付けを進めていきましょう。

今回は事前にしっかり準備したので、きっとスムーズに進むに違いありません(だといいなあ)

ブラケットを取り付ける

ブラケットの取り付けは、スレッドステムの構造とたいへん関わりが深いんです。なので、そのあたりを詳しく解説した記事がありますので、下の記事をご覧いただいて作業を進めてください。

自転車のスレッドステム整備 仕組みがわかればカンタン【ルイガノTR2】

ステム取り付け完了

カゴ足を取り付ける

カゴ足取り付け

カゴ足を用意するときの注意点は次に三つでしたね。

  • カゴ足の長さは合ってますか?
  • 取る付けるのは、ダボ穴かハブ軸ですか?
  • 穴のサイズは対応していますか?

これらに気を付ければ、きっと問題なく取る付けることができるはずです。

もう一点だけお伝えしておくと、カゴ足を取り付けるボルトは、サビを避けるために、ステンレスのボルトを使ってください。

前カゴを取り付ける

なべボルト

それでは、最後の仕上げにかかっていきますよ。

ブラケットとカゴ、カゴ足とカゴをつなく部分に使う、ボルトについての注意点です。この部分はカゴに乗せるカバンとか荷物に触れますよね。

なので、その荷物をキズつけることのないように、頭がお椀状になってる「なべ」ボルトを使うといいですよ。材質はもちろんステンレスでお願いします。

カゴ足とカゴの固定

最後にカゴ足とカゴをボルトで留めて、無事コンプリートしました。

前カゴ取り付け完了

ルイガノTR2に「ブリヂストン」のカゴ(笑)

トラブルなく完了することができてよかったです。やっぱり準備って大事だなって痛感しました。

まとめ

というわけで今回は、スポーティな自転車に、自分で前カゴを取り付けるための方法を、実際の例をあげて紹介しました。

最後にまとめます。

要点まとめ

普段使いの自転車に前カゴは必需品
⇒前カゴとスタンドはぜひ。

前カゴを付ける方法は二通り
⇒Vブレーキ台座を利用する方法。
⇒カゴ足を利用する方法(今回はこれ)

前カゴを取り付けるために用意するもの
⇒前カゴ
⇒カゴ足
⇒カゴブラケット
⇒取付金具(必要なら)

前カゴを選ぶときの注意点
⇒カゴとブラケットの取付穴の位置に注意。

カゴ足を選ぶときの注意点
⇒カゴ足の長さ。
⇒取り付け穴のサイズ。

ブラケットを選ぶときの注意点
⇒スレッドステムのサイズに合わせる。
⇒ノーマルサイズ、オーバーサイズ

必要なら金具類も用意
⇒カゴに付いていることもあります。
⇒ステンレス製がおすすめ。

前カゴを実際に取り付ける流れ
⇒ブラケット
⇒カゴ足
⇒前カゴ

ようするに、

前カゴを取り付けるには、気を付けたほうがいい注意点がいくつかあります。注意してしっかり準備すれば、自分でもカンタンに前カゴを取り付けることができます。

ということです。

自分でできることがどんどん増えて、自転車の楽しみもどんどん増えますね。