メンテ&カスタム

ポリカーボネート製のドロヨケはビックリするほどの強度でした

20インチドロヨケ

この記事では、リカーボネート製ドロヨケは、驚くほどの強度があるので安心ということを、実際の取り付け例とともに紹介します。

ドロヨケは必要だと思うので、できるだけ安くて、それでいて丈夫で長持ちで、カッコいいのがイイなあ、という方もおられると思います。

そんな悩みをさくっと解決してくれるのが、ポリカーボネート製のドロヨケです。

ポリカーボネート製のドロヨケを使うことで、お天気が良くない日も安心して、自転車に乗ることができます。

結論:ポリカーボネート製ドロヨケは超丈夫

ポリカーボネート製のドロヨケですが、結論はめっちゃ丈夫です。ガラスの250倍の強度という情報もスゴイですが、自分自身の経験で、ありえない強度を目にしたので、間違いありません。

ポリカーボネート製ドロヨケは割れないか心配

我が家に中古でやってきた、クロスバイク「ルイガノTR2」は、もともとは付いていたであろうドロヨケが外された状態だったんです。

ただ、普段使い自転車にはドロヨケは必要というのが、我が家の方針?なので、ルイガノTR2にも、ドロヨケを付けることにしました。

ルイガノTR2

いろいろ苦戦しつつ、ドロヨケを取り付けたときのことをレポートしていますので、よろしければ。

自転車にドロヨケを付ける!失敗しない選び方3つのポイント

自転車にドロヨケを自分で取り付けてみました!ちょっぴり問題発生?

自転車にドロヨケを自分で取り付ける!ステーが短くて困ったので自作しました

 

ドロヨケ

いくつかのハードルを越えつつ、なんとか無事取り付けが完了したドロヨケですが、機能的にも、見た目的にも大満足です。

ただ、一つだけ気になることがあったんですね。それは材質のポリカーボネートの強度の問題です。

ジョイント部分

ピンクの○の部分が例ですが、こういうところって、ボルトを締めることで、強い力がかかるでしょう。そんな時に、素材の強度の限界を越えて「パキッ!」と割れちゃったりしないのかな、と心配になったんです。

やっぱり金属製のドロヨケがよかったかな?とか、普通の柔軟性のある塩ビみたいなプラスチック製のが良かったかな?とかですね。

ただ、ありがたいことに、このドロヨケを取り付けた翌日に、そんな心配を吹き飛ばす、とんでもない?出来事があったのです。

取り付けをミスってしまう

今だからカミングアウトしますが、実はドロヨケを自転車に取り付けた際に、後でしっかり締めようと思いつつ、ゆるゆるの仮止め状態のままにしてしまっていたのですよ。

そしてあろうことか、そのまま試運転に出発してしまいました。ただラッキーだったのは、我が家を出発してから、たった200m地点でトラブルが発生してくれたことです。おかげで、ささっと帰宅して修理することができました。よかった。

さて、そのトラブルは何かと言いますと、

ドロヨケの正常な位置

これが、車輪とドロヨケの正しい位置と距離感ですよね。均等に離れていて、すき間も空いています。

ドロヨケを巻き込んでいる

しかし、ボルトが仮止めの「ゆるゆる」だっただめに、ドロヨケが車輪に接触しまして、さらには、車輪がドロヨケを巻き込んでしまったのです!

と言っても、イメージがわかないと思いますので、小道具を作ってみました。

ドロヨケのイメージ1

これがドロヨケと思ってくださいね。弧を描いていますね。

ドロヨケのイメージ2

それが、車輪に引っかかって、さらには逃げ場がないものだから、「くしゃくしゃっ!」とアコーディオンのようになってしまいました。あまりの出来事に写真を撮らなかったことが悔やまれてなりません。

ふつうドロヨケがこんなカタチになることってあります?ボクも人生でお初でした。これからも二度と見ることはなさそうです。

「もうアカン!三千円吹っ飛んだ!」と一瞬思ってしましました。まるで買ったばかりのアイスキャンデーを落としてしまった幼稚園児のようです(笑)

でもね、よくよく考えると、事故にもならず、ケガもせず、ものすごく幸運だったことに気がついたんです。よかった。

グシャグシャになったのにほぼ無キズ

さて、しかし、本当にびっくりするのはココからなんです。

あまりの出来事に動揺しつつも、なんとか復旧せねばならないと思いまして、急いで後輪を取り外しました。

すると、圧迫から開放されたドロヨケが、「びよん!」という感じで、元のポジションに戻るわけですね。

そしてそのドロヨケを見て、ボクは目を疑いました。

ドロヨケアップ

(※後日撮影した写真ですが、見た目は当日のまんまです)

ふつう、あんなに「ぐしゃぐしゃ」になったあとだと、元のカタチに戻ったとしても、割れてたり、折れ目が付いたり、変なクセが残ったりするものでしょう。

でもね、我ながら信じられなかったんですが、まったく何の痕跡も残ってないんです。何もなかったかのように、元の姿のままなのですよ。大げさに言ってるんじゃないんです。

「形状記憶合金か?!」と少々間抜けなことを言わずにはおれませんでした。ほんとにそんな感じだったんです。

「じーっ」と見つめると、なんとなく「もしかしてこれかなー?」という箇所も、ないではないんですが、うっすらと歪んでるような気がしないでもない、というレベルですぜ。

これはすごい。

とんでもなく強いポリカーボネート

こんなことがあったので、素材のポリカーボネートにがぜん興味が湧きまして、あれこれ調べてみたのです。

そして出会ったのがこのサイトなんです。

そこにはこんなことが解説されていたんです。

ポリカーボネートの性質

ポリカーボネートのメリット(要約)

  • 透明性が高い。
  • 耐衝撃性が高い。
  • 耐熱性が高い。
  • 寸法安定性が高い。
  • 加工性に優れている。
  • 軽量である。

ポリカーボネートのデメリット(要約)

  • 接着剤などの使用ができない。
  • 高温高湿度の環境下で加水分解する。
  • 強力な引張強度で白化する。

メリットを見ると、もう自転車のドロヨケのためにある素材ですよね(大げさ)

かたやデメリットのほうですが、接着剤なんて使いませんし、加水分解の話は製造段階のことだそうですので関係ありません。引っ張らないので白化もしません。

強度に関して補足すると、ポリカーボネートの耐衝撃性は、

  • ABS樹脂の5倍
  • 塩化ビニール樹脂の10倍
  • ポリエチレンやアクリル樹脂の50倍
  • 一般的なガラスの250倍

だそうです。スゴすぎです。どおりでタイヤに巻き込んで、アコーディオン状になっても、無キズだったわけですね。

実際に使ったポリカーボネート製ドロヨケ

というわけで、無敵か?と思えるほど強度のある、ポリカーボネート製のドロヨケですが、すべてのポリカーボネート製ドロヨケが同じだという裏付けがあるわけではないです。

なのであくまでボク自身が買って、使ってみたモノだけをさくっとご紹介しますね。

26インチ用

あさひ26インチ用ドロヨケ

【サイクルベースあさひ】あさひフルフェンダー 26インチ ポリカーボネイト製 前後セット

実際に購入して使ったのがこれ。

ドロヨケ

実際にルイガノTR2に装着したところ。

あさひ26インチドロヨケ

【サイクルベースあさひ】フルフェンダー 26インチ Uステー(シルバー)

色違いのシルバーです。

20インチ(406です)用

同じシリーズということで、サイクルベースあさひのECサイト上で、サイズは違うのに同じ画像を使いまわしされてるので、ここでは画像は省略しますね。

【サイクルベースあさひ】あさひフルフェンダー 20インチ ポリカーボネイト製 前後セット(シルバー)

【サイクルベースあさひ】あさひフルフェンダー 20インチ ポリカーボネイト製 前後セット(ブラック)

20インチドロヨケ
20インチのミニベロ、ブルーノ・ミキストに取り付けたところ。シルバーもとってもキレイですよ。というか、ブラックよりシルバーのほうが好みかも。

700C用

フルフェンダー 700C ポリカーボネイト製 前後セット(ブラック)

フルフェンダー 700C ポリカーボネイト製 前後セット(シルバー)

700C用は買ったことも使ったこともないんです。でも26インチ、20インチのものとシリーズなので、同じクオリティだろうということで、紹介しますね。

まとめ

というわけで今回は、ポリカーボネート製ドロヨケは、驚くほどの強度があるので安心ということを、実際の取り付け例とともに紹介しました。

最後にまとめます。

要点まとめ

結論:ポリカーボネート製ドロヨケは超丈夫
⇒実際に体験したことなので間違いなし。

ポリカーボネート製ドロヨケが割れないか心配
⇒ネジ取り付け部分とか割れないかな?

取り付けをミスってしまう
⇒タイヤに巻き込んで大変なことに。

グシャグシャになったのにほぼ無キズ
⇒なんの痕跡もなく復活。

とんでもなく強いポリカーボネート
⇒自転車のドロヨケのためにあるような素材。

実際に使った製品を紹介
⇒26インチ、20インチ(406)、700C。

ようするに、

ポリカーボネートのドロヨケはめっちゃ丈夫なので、迷わずポリカーボネート製を選んで間違いないですよ。

ということです。

強くて、長持ち、そして見栄えもグッドなので、ポリカーボネート製ドロヨケを選んで正解でした。