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自転車にドロヨケを自分で取り付ける!ステーが短くて困ったので自作しました【ルイガノTR2】

ドロヨケ取り付け完了

この記事では、ステーが短すぎて取り付けできないドロヨケのために、ステーを自作することで乗り切るまでをレポートします。

自転車を普通に手入れするだけでも戸惑うのに、パーツを自分で作るなんでムリムリ!って思いますよね。

もちろんモノにもよりますけど、ちょっとの頑張りで出来ちゃうことも多いです。

今回の記事を読むだけで、ドロヨケを取り付ける際にステーが短くて困っても、自分でなんとかできちゃいます。

リアのステーが短すぎてタイヤと干渉しそう

リアは長さが足りない

我が家に中古でやってきた、ゆるめのクロスバイク「ルイガノTR2」に、市販の汎用ドロヨケを自分で取り付けることにしました。

しかし、その車種のために作られた専用品と違って、汎用(=いろいろな車種向け)なだけあって、なかなか一筋縄ではいかんのです。

ドロヨケを車体に取り付けるためのステー(金属の棒)がクセモノでして、フロントは長すぎてハブ軸ボルトと干渉するために、金属ノコで1cmカット。

そしてリアはステーの長さが短くて、ちゃんと届きません(大汗)上の写真はなんとか無理くり取り付けてるシーンでして、ステーが付いてるところは、タイヤとドロヨケのすき間がほとんど無い状態です。ちょっとずれるだけで干渉するでしょう。

このままで、だましだまし運用しようかなと思ったんですが、やはり気持ち悪いし、なんといってもカッコ悪いでしょう。

念のためにお伝えしておくと、この問題はドロヨケの製品の問題じゃないです。ルイガノTR2のリアのダボ穴の位置が、個性的な位置にあるのが原因です。汎用品なので、こういうことは仕方が無いことです。そこを工夫で乗り越えなくちゃ。

ステーを自作するための棒材をかってきました

アルミ棒材

いろいろ思案しまして、短すぎて使えないドロヨケステーを、自分で作り直すことにしました。大丈夫なのか自分(笑)

製品のステーはステンレス製で直径が4mmなんですよ。そこでホームセンターに行きまして、4mmのステンレスの棒材を探しました。

でも残念ながらステンレス製は売ってなかったんですが、アルミの4mmの棒材を見つけることができました。

あとで改めて書きますが、結果的にステンレスじゃなくて、アルミ製で良かったです。

アルミ棒材を自分で曲げます

アルミ棒材を曲げる

この曲線を上手く作れるかが、最大の課題でして、あれこれ考えた結果、我が家にあるラックの金属柱に添わせて、ぐにゅっと曲げることにしました。位置を少しづつ変えつつ、ちょっとずつ、ちょっとずつ曲げていきます。

アルミなのでカンタンに曲がります。修正もカンタン。これが硬いステンレスだったらこうは行かなかったでしょう。強度は劣りますが、加工はめっちゃしやすかったです。

アルミ棒材を曲げました

とりあえず曲げ終わりました。よく見ると、曲線にムラがあったり、歪んでたりするんですけど、じっと見つめるような場所じゃないし、自作にしては上出来です!(ということにしておこう)

ステーを仮付けして長さを決めてカット

ドロヨケステー仮付け

さっそく取り付けてみます。長いまま仮付けしまして、どのあたりをカットしたらよいか、見定めます。

アルミドロヨケステーをカット

切るところが決まったら、「ホーザン」製のワイヤーカッターでカットしました。直径4mmもあるので、ほんとうに切れるんかなと思いましたが、サクッと切れました。ステンレスではこうは行かなかったでしょう。

カットした断面は、尖ったままだと身体に当たって、ケガをする恐れがあるので、ヤスリでなめらかに整えました。これもアルミだからラクラクです。

この段階でなにか失敗したとしても、4mmのアルミ棒材って200円くらいなので、いくらでもやり直しがききます。このへんも安心要素ですね。

リアのドロヨケをちゃんと取り付けできました

ドロヨケ取り付け完了

自作のアルミステーを使って、リアのドロヨケを取り付けがコンプリートしました。タイヤとドロヨケのすき間もちょうどイイ感じです。

柔らかいアルミ製なので、そのうち、ぐにゃりと曲がっちゃうかもしれないけど、そのときはまた作り直しますよ。経験値できたので、時間は半分の時間でできそうです。

美しいジョイント部

自作ステーとドロヨケの接合部です。なんと美しいことでしょう。とっても自作とは思えない、ホレボレする仕上がりです。すばらしい。自画自賛(笑)

まとめ

というわけで今回は、ステーが短すぎて取り付けできないドロヨケのために、ステーを自作することで乗り切るまでをレポートしました。

最後にまとめます。

要点まとめ

リアのステーが短すぎてタイヤと干渉しそう
⇒汎用品なのでここは創意工夫で乗り切ろう。

ステー自作するために棒材を買う
⇒ステンレスがほしかったが無かったのでアルミで。
⇒結果的に加工しやすいアルミでよかったです。

アルミ棒材を自分で曲げる
⇒アルミなので加工修正がカンタン。

ステーを仮付けしてカット
⇒ワイヤカッターでカットしてヤスリで整える。

ちゃんと取り付けできました
⇒強度に問題あるけど作り直せばいいじゃない。
⇒自作とは思えない出来栄えに自画自賛。

ようするに、

ステーが短いとかの問題が出てきても、ある程度までは自分でなんとかすることが出来ることが分かった。達成感ハンパない(笑)

ということです。

あなたの自転車にぴったりのドロヨケを、多少苦労しながら付けてあげると、自転車との距離がまたまた近づいて、仲良くなれますよ。