この記事では、家庭にふつうにあるモノを使って、自転車をキレイにする方法について、実験結果とともにご紹介します。
いつも乗ってる自転車をキレイにしてあげたい気持ちありますよね。でも何を使えばいいのか、どうやってキレイにすればいいのか分からないので悩んじゃいます。
その悩みを解決するのが、主にマジックリンを使って、チェーンなどをキレイにする方法です。
この方法を知っているだけで、簡単に自転車のチェーンなどをキレイにできるので、気持ちよく自転車の乗れるようになりますよ。
マジックリンでケアしようと思ったきっかけ
先日、家族がボクにこんなことを教えてくれたんです。
テレビで、マジックリンとハミガキで、自転車をピカピカにする方法をやってたよ!
どうやらワイドショーのお役立ちコーナーみたいなやつで、自転車の掃除する特集をやってたということのようです。
聞いてみるとこんな内容だったみたい。
- チェーンのドロドロ油汚れはマジックリンで。
- サビサビはハミガキで。
- フレームはジョイとかの食器洗い洗剤で。
なにやら番組内のレポートでは、びっくりするくらいキレイになってたそうです。
30分もあれば、1台丸ごとピカピカにできちゃいますよ。
なんてコメントもあったらしいですよ。スゴイですね。
実はその番組の要所要所のスクリーンショットも撮影してくれてるんですが、著作権的にどうかな?と思いまして、ここでもアップは自粛させていただきまする。
ふつうに家にあるもので出来るって大事
ボクは自転車のお手入れをするのが大好きなので、整備やお手入れのための道具や用品なんかをいろいろ持ってるでしょう。
自転車をキレイにするという目的に限っても、
- パーツクリーナー
- ディグリーザー(チェーンの汚れを洗浄するやつ)
- 塗装用コンパウンド
- 金属用コンパウンド
とかですかね?ましてや整備全般に範囲を広げたら、もうアホみたいにいろいろ持ってます(苦笑)
でもね、自転車趣味の人がいない普通のご家庭には、こんなもの無いですよね。でもキレイな自転車に乗っていたいという思いは変わらないと思うんです。
なのでボクらが使ってる、こんな特殊なモノがなくても、普通に家にあるもので、自転車をお手入れできるとしたら、それはステキなことだなあとボクは思います。
というわけで、否定から入るのはいったんやめて、テレビで言っていたという方法を、実際にやってみることにしました。ちょっと楽しみ。
ふつうに家庭にあるもので用意するのはこちら
ではさっそく必要なモノを用意しましょう。
- マジックリン
- ハミガキ
- いらない歯ブラシ
- ぞうきん
だいたい家にありそうでしょう。なくてもスーパーやコンビニで安く買えますよね。この近所でふつうに手に入るというのが大事なんだなあと思います。
マジックリンお掃除プロジェクト
今回のターゲットです。我が家でただいま予備役状態で、ほとんど出番が無くなってしまった、ブリヂストン・マークロザくんです。
なかなかのくたびれ具合ですが、チェーン注油などはそれなりにしていたので、サビサビではありません。企画的にはドロドロ・サビサビのほうが絵になったのにね。
マジックリンでチェーンの油汚れを攻める
さっそくチェーンにマジックリンを発射します。速攻で茶色い液がタレてきますね。さすが「油汚れにはマジックリン」ですね。
油汚れが浮いてきたところを、歯ブラシでゴシゴシこすります。洗い流さないとどうなってるか、ちょっとわかりません。
ハミガキでサビが落とせるでしょうか?
さて油汚れにアタックした次は、ハミガキのよるサビ落としです。テレビではじゃんじゃんサビが落ちていたそうですが、ボクはあまり信用してないんです。
リアスプロケットの次は、フロントのチェーンリングのサビを攻めてみます。リアスプロケットの磨く写真は撮り忘れました。。。
油汚れはスッキリ、サビは落ちませんでした
最後に水洗いします。それはもうホースで水をじゃんじゃんと。泥水がどんどん流れていきますよ。これは結果が楽しみです。
結果はこちら。ちょっと分かりにくいですよね。ざっくりレポートしますと、
- 油汚れ、泥よごれはキレイに落ちてます。
- サビはなんとなく少なくなった気がしますがまだまだ。
- 全体的にスッキリさっぱり感が出てて気持ちイイ。
考察しますと、明らかにマジックリンのチカラは相当なものですね。「油汚れを落とす」という点だけに絞れば、十分に使えると感じました。
ハミガキはあくまで補助的な役割だと思いますね。これで本当にサビがじゃんじゃん取れたら、歯がボロボロになっちゃうのではと思うので、これでイイんですよ、きっと。
ずっと放ったらかしにしていた、マークローザくんなので、洗車をしてあげる良い機会になりました。感謝。
サビないようにチェーンにオイルをさす
さてここまでは、テレビ番組の企画をなぞりましたが、気になるというか、コレをやらないといけないね!ということがありますので、解説させていただきます。
まず、今回のチャレンジの結果、マークローザくんはこんなことになってるハズです。
- 油汚れはキレイに落ちました。
- 同時にチェーンやギアなどの駆動系の油分が無くなりました。
- 水洗いしたので、乾くまではびちゃびちゃです。
- いったん乾いたとしても、奥深いところは水分が残ってる。
- このまま放っておくときっとサビます。
- そうなると元よりも悪い状態になっちゃう。
ということです。これはアカン。
これは街で見かけた、チェーンとギアがサビだらけの自転車です。我が家のマークローザくんも、このまま放っておけばきっとこうなるでしょう。
そこで登場するのが、この「100円ショップの万能オイル」です。ボクの知る限り、ほとんどの100円ショップで類似のモノが売られいますよ。110円税込なり。
この万能オイルを自転車にチェーンにさすのです。注油と言ったりもします。
これは別の自転車に別のときに注油したときの参考画像です。マークローザくんに注油じゃなくてごめんなさい。
また写真のオイルは「100円ショップの万能オイル」ではなくて、もうちょっとだけ上等な、チェーン専用のオイルです。
「100円ショップの万能オイル」でぜんぜん大丈夫。ボクも自分の折りたたみ自転車に使ってますよ。これは本当。なんの問題もありません。
ボロ布をチェーンの下に敷いて、チェーンの継ぎ目一コマずつにオイルをさしていきます。
ドバっとさす必要はぜんぜんなくて、コマ一つあたりオイル一滴で良いですよ。
リムにオイルが付かないように気をつけてくださいね。リムを挟んでブレーキをかけるタイプの自転車だと、ブレーキの効きに影響しますからね。
ペダルをゆっくり回しながら、チェーンを動かして一周させます。一周したらOKです。
どこで一周したかが分かるように起点となるコマにマジックで印を付けておくのも方法です。
最後に、着いた余分なオイルを拭き取ります。
オイルはチェーンのコマ部分についていれば良いので、チェーンの表面についたオイルは拭きとった方が汚れが付きにくいんです。
ボロ布をチェーンに当てながら、ペダルをゆっくり回して、チェーンの余分なオイルを拭き取ります。チェーンにふれるほうの手は、使い捨てビニール手袋を付けるとイイです。
これでチェーンの給油は終わりです。けっこう簡単でしょう。これで、チェーンがサビサビになることはなくなります。
以上で今回いったんコンプリートですね。
まとめ
というわけで今回は、家庭にふつうにあるモノを使って、自転車をキレイにする方法について、実験結果とともに紹介しました。
最後にまとめます。
マジックリンでケアしようと思ったきっかけ
⇒テレビ番組の企画でやっていた。
ふつうに家にあるもので出来るって大事
⇒普通の家庭に自転車専用の用品なんてない。
キレイな自転車に乗っていたいという思いは同じ。
用意するもの
・マジックリン
・ハミガキ
・いらない歯ブラシ
・ぞうきん
チャレンジしたこと
⇒マジックリンでチェーンを中心に油汚れを落とす。
⇒ハミガキでサビを落とす。
結果は
⇒マジックリンで油汚れはばっちり落とせました。
⇒ハミガキでサビは落とせませんでした(当たり前)
洗ったあとサビないようにチェーンにオイルをさす
⇒100円ショップの万能オイルでOK。
ようするに、
家にあるものでも自転車の汚れを落とすことができますよ。
マジックリンでチェーンなどの油汚れを落として、そのあとサビないように100円ショップの万能オイルでチェーンに注油すればOK。
ということです。
自転車をしっかりお世話してあげると、その分愛着も増しますし、自転車に乗ることがもっと楽しくなりますよ。