メンテ&カスタム

GIOS(ジオス)ミストラルのレストア⑱長いステムに交換してハンドルまでの距離を広げる

この記事では、普段乗りお気楽コンセプトのGIOS(ジオス)ミストラルのハンドルポジションを改善するために、長いステムに交換するまでをレポートします。

自転車に乗っていて、どうもポジションや姿勢がしっくりしないということがありますね。
ハンドルの位置もポジションに大きく影響する要素です。

この記事を読むとステムを交換することで、ポジションを改善できるヒントを得ることができます。

ハンドルが近くて窮屈で乗りにくい

普段乗りお気楽コンセプトのGIOS(ジオス)ミストラルですが、長らくカスタムが続いていて実際にのることができなかったんです。

でもカスタムのほうもようやく一段落しまして、普通に乗れる状態になってきました。
ただ実際に乗って見ると新たな課題がいくつか見つかりました。

その課題の一つがハンドルの位置です。
何気なく乗っているとなんだか腕周りが窮屈なんです。

なんでだろう?ハンドルが低い?それともハンドルが近い?
そこで実際どうなっているかをメジャーで測ってみました。

いつも行っている簡易な測定方法です。
ハンドルバーの中心軸とシートポストの前端の距離を測るのです。
まあまあ適当な測定方法ですが、だいたい必要なことは読み取れます。

さてこの方法で測ってみたところ、距離は590mmでした。
なるほど窮屈なはずです。

ボクの本番車のNEST GAVEL FLAT君です。本番車と言いながら最近ほとんど乗れていないのが残念。

さてNEST GAVEL FLAT君の測定した距離は600mmです。
最近のボクのベストポジションと言うことができます。
自転車の種類に関わらずこの600mmという距離が心地よいポジションなのです。

ベストポジションの600mmに対して、現在のGIOS(ジオス)ミストラルは590mm。
ちょっとしたことではあるんですが、窮屈に感じるのは事実なのでなんとかしたい。

以前乗っていたWEEKEND BIKESでも同じ問題がありまして、いろいろな方法を検討しました。そのときの記事が参考になりますのでどうぞ。

WEEKEND BIKESのハンドルポジションが合わない!理想のポジションにカスタム

30mm長いステムに交換する

ではさっそく現在のステムよりも長いステムに交換しましょう。

右端が元のステムです。
真ん中が10mm長いアンカー純正のステム。
左端が30mm長いITMのステム。

今回は30mm長いITMステムをテストします。
ハンドルまでの距離を10mm伸ばすだけなら、アンカーのステムを選ぶべきですよね。

でもちょっと考えるところがありまして、30mm長いステムを試すことにしました。
極端から極端に振ることで違いははっきりすると思ったのです。
あともしかしたらベストポジションに変化があるかもしれないと思ったのもあります。


 

GIOS(ジオス)ミストラルのハンドルバーの外径は25.4mmですが、交換するITMステムの径は31.8mmです。
そのままではスカスカで装着することができません。

対策として写真のスペーサーをハンドルバーとステムの間にかませます。
そうすることでピッタリと隙間なく装着できます。


 

見るからに長くなったステム。これだけ長くなると明らかにポジションが変化します。

ステムを交換後に測定すると距離は590mmから620mmに変化していました。
30mm長いステムに交換したので当然ではありますが、変わったなあという実感がありますね。

普段乗りお気楽コンセプトなのに、交換後にステムがブラックカラーで押しの強いデザインなのがややミスマッチのような。と言いつつカッコいいなあと思ったり。

先日までのベストポジションから20mmも遠いので、たぶん乗りにくいだろうなあと予想しています。

ただこんな試行錯誤も自転車の楽しみの一つ。
実際に乗ってみて改めて感想をレポートしますね。

まとめ

というわけで今回は、普段乗りお気楽コンセプトのGIOS(ジオス)ミストラルのハンドルポジションを改善するため、長いステムに交換するまでをレポートしました。

最後にまとめます。

要点まとめ

ハンドルが近くて窮屈で乗りにくい
⇒シートポスト前端とハンドルの中心軸までの距離を測る
⇒MISTRALは590mm
⇒最近のベストポジションは600mm

30mm長いステムに交換する
⇒ベストポジションにするなら10mm長いステム
⇒あえて30mm長いステムを試してみたかった
⇒径が合わないステムにはスペーサー
⇒距離がベストより20mm長い620mmに

ようするに、

普段乗りお気楽コンセプトでも気持ちよく走るためにはポジションが大切。
ステムの長さを変更するだけでポジションが大きく変化する。
簡単な作業なのでいろいろ試して楽しみたいです。

ということです。

さほどお金をかけずともいろいろと自分に合わせてカスタムできる、スポーツ自転車ってとても楽しいですね。