この記事では、気楽に普段乗りできる自転車候補のGIOS(ジオス)ミストラルを、レストアするための最初のステップとして分解するまでをレポートします。
GIOS(ジオス)ミストラルはとてもボロいので、心置きなく分解することができます。
「あ!やっちゃった!」となっても心のダメージがとても小さいので。
GIOS(ジオス)ミストラルのオーナーさんの何かの参考になるとうれしいです。
ボロなGIOS(ジオス)ミストラルを分解する
普段乗り用に仕上げるべく入手した、現状ボロのGIOS(ジオス)ミストラルです。
いよいよ本格的なレストアというかカスタムというか、そんな段階に突入します。
ここまでボロだとちまちまと磨いたり掃除したり整備してもラチが開きません。
思い切って全バラすることにします。
全バラの目的は整備しやすいようにということの他に、捨てる部品とキレイにして残す部品を仕分けするという目的もあります。
さようなら処分する部品たち
というわけで、2時間ほどかけてGIOS(ジオス)ミストラルの全バラが完了しました。
最初から処分前提の部品たちには気を使わなくていいので、サクッと取り外しが完了します。
でもたった一つだけ苦戦をしいられたパートがありました。
それはボトムブラケット(BB)です。
全体にボロいだけあって、BBもしっかり固着してました。
30分ほど悪戦苦闘してなんとか取り外すことができてよかった。
処分する部品たちです。
GIOS(ジオス)ミストラルは8段変速ですが、9段変速にグレードアップするつもりなので、変速関係は状態の程度に関わらず全て処分します。
まあこれだけサビサビだとどっちにしても処分するんですけどね。
サドルですが、目立つ汚れや破けも無いのでちょっともったいない気がしますね。
もしかしたらメルカリなどで売ってもいいかもしれません。
タイヤとチューブです。
状態としてはまだ使えそうですが、なんとなくくたびれていますし、出先でパンクするとかは避けたいので、思い切って処分することにしましょう。
タイヤってフレームに次ぐ自転車の顔ですからね。
タイヤはキレイでカッコいいものを付けていたいものです。
これからもよろしく生き残った部品たち
さてここからは、状態がまずまず良いので残しておく部品たちです。
正しく言うと状態が良いではなくて、お手入れすればたぶん生き返ってくれるだろうが正確かもしれません。
これらが生き残った部品たちです。
ご覧のとおりぜんぜんキレイじゃありませんね。
フロントフォークなんて、なにやらギタギタですし、一部塗装が剥げて鉄が腐食しちゃってますよ。
ハンドルバーには原因不明のキズがめっちゃあります。
どうしたらハンドルバーにこんなキズがいっぱい付くんでしょうか。
というわけで、今現在キレイというわけではなく、お手入れすればキレイになるだろう、いやお願いだからキレイになってね、という願いが込められた部品たちです。
こちらは大物の方の生き残り部品たちです。部品というには主要部分すぎますけどね。
フレームは最も重要なパートです。
できれば塗装はそのまま活かしたいですが、どうしても無理なら全再塗装します。
ホイールはちょっと怪しい感じです。ハブの回転がゴリゴリです。
スポークの塗装がはげて地金が見えちゃってますよ。
ホイールは、スポークを塗装して、ハブの鋼球を交換して、リム面を研磨するなどを計画しています。
このホイールは新品でも前後で1万円前後なので、新品を買おうかなという欲求にかられますが、なるべく安価にレストアすると決めているので我慢ガマン。
とうわけで、GIOS(ジオス)ミストラルの分解が完了しました。
こうやってみると自転車って本当に構成部品点数が少ないですよね。
クルマやバイクに比べて100分の1くらいの感じがします。いやもっとかも。
この部品点数が少なくてシンプルなのが自転車の良いところの一つですね。
手に届くというか、手に負えるというか、プラモデルの延長線のよう。
それでいて気持ちよく走れるんだから、自転車って楽しすぎます。
まとめ:全バラは意外に簡単で誰でもできます
というわけで今回は、気楽に普段乗りできる自転車候補のGIOS(ジオス)ミストラルを、レストアするための最初のステップとして分解するまでをレポートしました。
最後にまとめます。
ボロなGIOS(ジオス)ミストラルを分解
⇒整備しやすいように
⇒捨てる部品とキレイにして残す部品を仕分け
処分する部品
⇒あまりに状態が悪い
⇒9段変速化するので8速部品は不要(ボロいし)
⇒タイヤ・チューブはまだ使えるけどパンクがイヤなので処分
残す部品
⇒キレイじゃなくても手入れすれば復活しそうな
⇒フレームは全再塗装も視野に
⇒ホイールは怪しいけどとりあえず整備してみる
自転車の構成部品ってととても少なくてシンプル
⇒クルマやバイクに比べて部品点数が桁違いに少ない
⇒自分でも手に負えるところが素敵
ようするに
大掛かりなレストアをするなら、全バラするのが良さげです。というか全バラしないとたぶん無理っぽい。
全バラすると部品の構成や構造がよく分かっていいですね。
こうやって整備をするのも自転車の大きな楽しみの一つと実感します。
ということです。
さあ次は手始めにフロントフォークの補修から始めてみますか。