この記事では、GIOS(ジオス)ミストラルのゴリゴリするホイールハブを、分解整備して復活させるまでをレポートします。
いつかマスターせねばと思っていたホイールハブの分解清掃ですが、ボロのGIOS(ジオス)ミストラルを復活させるために、強制的にやらねばならなくなりました。
これからホイールハブの整備にチャレンジしたいと思っている方の参考になるとうれしいです。
ゴリゴリと引っ掛かりまくるハブ
普段乗り用のお気楽自転車として入手したボロボロのGIOS(ジオス)ミストラルです。
格安だっただけに予想を裏切らず問題山積みです(笑)
今回トライするのは、ゴリゴリ感がすごくてまともに回転しないハブをやっつけます。
このホイールはシマノWH-R501というやつでして、ロードバイク用ホイールの中では最下位グレード的なものなんだそうな。
ただ最下位グレードとは言っても、ロードバイク用であることに違いはなく、ママチャリのホイールなどと比べると次元の異なる走りっぷりを体験できます。
新品状態のWH-R501を使った経験があるんですが、ハブ軸を回すとヌルヌル&クルクルと小気味よく回転してくれます。
ただボロのGIOS(ジオス)ミストラルに付いていたWH-R501は、予想通りアウトでした。
ガリガリ、ゴリゴリという感触でまともに回転しません。
これはアカン。無理に修理するのはやめて新品を買ったほうが良いのではないか?
だって新品でも前後セットで一万円くらいで買えちゃうんですから。
と、新品の強烈な誘惑にかられますが、普段乗りお気楽自転車を目指していますので、極力出費を押さえないといかんのです。
なので新品購入はしばしウェイティングとしたのでした。
ハブの分解清掃にチャレンジ
というわけで、なにはともあれWH-R501のハブのメンテナンスにチャレンジします。
ちなみにボクはこれまでにハブの分解をしたことがありません。大丈夫か自分。
しかし世の中にはありがたくも親切な方がおられるもので、ある方のブログを拝見してなんとかやり遂げることができたのです。
このブログ記事では同じホイールであるWH-R501を分解整備を親切丁寧に分かりやすく解説してくださっています。
しっかり参考にすれば誰でもきっとハブのメンテナンスができると思いますよ。
だってボクができたんですから。
その大変参考にさせていただいたブログはこちら。
ではさっそくハブの分解整備を行って行きます。
途中経過を相当はしょっていますので、詳しくは上記のブログ様をご覧くださいね。
ハブの分解にはハブスパナが必要です。下になってる薄い工具がハブスパナ。
前から持ってはいましたが今回始めて使いました(笑)
ハブ軸を抜いて分解すると、なにやら黒いツブツブが落下するではありませんか。
つぶが入っているのは知っていましたが、銀色ではないの?
ハブ片側11個×左右=22個のつぶになります。鋼球と呼ぶそうです。
ちょうど半分の11個が黒くサビていますね。ひどい。
これはゴリゴリしてて当り前ですね。このまま乗っていたら危険なのではないでしょうか。
分解してほんとうに良かったです。
鉄球の交換とグリスアップ
こんなにひどく腐食しているのは予想を超えていましたが、それなりに傷んでいることは予想できていましたので、事前に鋼球を買っておいて助かりました。
フロントハブ用の鋼球です。3/16というサイズらしく22個がセットになってます。
リアハブ用の鋼球です。1/4というサイズらしく18個がセットになってます。
グリスとともに鋼球を並べます。グリスは入れすぎか?!
無事元通りにできました。よかった。
クルクルと気持ちよく回るハブが復活
さてハブの分解整備の結果やいかに?
見事クルクル回るようになりました!
ただ新品ホイールのようなヌルヌル&クルクルという感じとはちょっと違う感触です。
クルクルは回るんですが、カサッカサッとほんの少し引っかかりがあるような。
でも分解整備前とは天と地ほど回転が違いますし、自分でここまで出来た達成感がハンパないです。
先に紹介したブログにも、鋼球を押さえるネジ部分の締め具合(玉押し調整と言うらしい)によっても、回転のスムーズさが変わってくるので、そのあたり改善できそうな気がします。
このようにハブの回転を激的に改善できて本当に嬉しいです。
新品のWH-R501を買わなくってよかった。
まとめ
というわけで今回は、GIOS(ジオス)ミストラルのゴリゴリするホイールハブを、分解整備して復活させるまでをレポートしました。
最後にまとめます。
ゴリゴリと引っ掛かりまくるハブ
⇒新品のWH-R501はクルクル&ヌルヌル回った
⇒新品ホイールを買いたい欲求と戦う
ハブの分解清掃にチャレンジ
⇒親切なよそ様のブログを参考にして
⇒ハブナットが必要
腐食していた鋼球を交換してグリスアップ
⇒前後で鋼球の種類が異なる
⇒鋼球はとても安価に入手できる
クルクルと気持ちよく回るハブが復活
⇒新品とはちょっと異なる感触
⇒それでも元とは天地ほどの差が
⇒新品ホイールを買わなくてよかった
ようするに
ホイールのゴリゴリは分解整備すると改善できます。
きちんと手順を守ってやればとりあえず分解整備できることが判明。
お金もほとんどかかりません。
ということです。
自分がホイールハブを分解整備する日が来るとは。感無量です。