メンテ&カスタム

GIOS(ジオス)ミストラルのレストア⑯スキュワーに共締めするスタンドを装着

この記事では、普段乗り自転車に欠かせないサイドスタンドをGIOS(ジオス)ミストラルに取り付けるまでをレポートします。

サイドスタンドを取り付けたいなあと思っても、どの製品を選べば良いか迷っちゃいますよね。

この記事を読むことで、デザインがスマート、コスパ最高、取り付け超簡単なサイドスタンドを知ることができます。

良いスタンドを見つけてしまったなあ。

普段乗り自転車にスタンドは必要不可欠

普段乗りお気楽コンセプトのGIOS(ジオス)ミストラルの、レストアとカスタムが続きます。
もうすでに問題なく乗れる状態にはなってるんですが、普段乗りしやすいようにさらに煮詰めていっている段階ですね。

今回はGIOS(ジオス)ミストラルにスタンドを取り付けることがお題となります。
サイドスタンドとか、キックスタンドとか言われるパーツです。

ロードバイクなんかは、駐輪する際には壁にもたれかけたり地面に倒したりします。
しかしお気楽クロスバイクたるもの、そんなことは許されないのです。
そう、しっかりスタンドを立てて駐車せねばなりません。

センタースタンドはクランクに干渉して使えない

さて先に書いておくのですが、スタンド取り付けのファーストステージは失敗に終わりました。

最初にチャレンジしたのは、下の写真のセンタースタンドです。
ボトムブラケット(BB)のすぐ後ろに取り付けるセンタースタンドは、自転車の重心のセンターに取り付けることもあって、たいへんバランスがよく倒れにくいんです。

ネット通販で良いスタンドを見つけて入手したまではよかったんです。
このスタンドは機能としては大変優れた点がありまして、機会があれば改めて詳しく紹介したいと思っています。

ただGIOS(ジオス)ミストラルに取り付けようとしたところ、思わぬ盲点がありまして取り付けることができませんでした。

BBの後ろの空間に取り付けることはできたんです。
でもクランクを回すと悲しいことにスタンドと干渉するではないですか。
製品として優れているがゆえに残念感もひとしおです。

GIOS(ジオス)ミストラルはロードバイクに近いフレームの形状をしているので、スペース的に突き詰められているというか、遊びが少ないというか、そんな感じです。

もっとゆったりしたクロスバイクなら、このセンタースタンドも付いたのかもしれません。
また他の種類のセンタースタンドならGIOS(ジオス)ミストラルに付いたのかもです。

いずれにしても今回のセンタースタンドは取り付け不可だったので、他の方法を考えることにしました。

というか、もうこの時点で以前エスケープR3で使っていたスタンドを、GIOS(ジオス)ミストラルにも導入しようと決めていたのですが。

スキュワーに共締めするスタンドを採用

GIOS(ジオス)ミストラルにスタンドを取り付けるセカンドチェレンジはこれ。

この写真だけではわからないと思いますが、リアホイールのスキュワーに共締めする方式のサイドスタンドです。

構造も取り付け方法もすごく簡単で、デザインもシンプルで素敵です。
最初からこのスタンドにしておけば良かったのになどと言ってはいけません。
何事も経験ですし、失敗はしましたが引き出しは増えたので良いのです。

外でスタンドをテスト

ジャイアント・エスケープR3に装着したスキュワー共締めタイプのスタンドです。
まるで純正のようなたたずまいでしょう。実はそのとおりでジャイアントの純正指定されています(ブランドは別になっています)

そういう経緯がありまして安心して選ぶことができるスタンドの一つですね。


 

スキュワー共締めするスタンドを取り付ける

ではスタンドを早速取り付けていきましょう。

スタンド最上部の穴にスキュワーを差し込んで装着します。
なのでリアホイールを取り外す際にはスタンドも同時に取り外すことになります。

使う前はなんだか邪魔くさいのではと考えていましたが、実際に使ってみるとただ単にスキュワーを差し込むだけで装着できるので、逆に簡単と思えるほどです。

フレームにステーを当てて取り付けるタイプとは異なり、フレームを傷つけることもありませんし、何本かのボルトで固定する手間もありません。秀逸なスタンドです。

スキュワーを取り外し済みのフレームエンドと、スタンドを裏返して見たところです。
シルバーの長円形のパーツがエンドの爪の間に入る構造になっていますね。

スタンドをスキュワーで仮止め状態で共締めした状態でスタンドの角度を決めます。
エンド爪部分に入るパーツの位置を変えることで、スタンドを立てた時の角度を調整します。
調整できたら最後にスキュワーを本締めします。

スタンドの足の先端部のプラスチックパーツを回転させることでスタンドの長さを調整できます。
一回転させるごとに目盛り一つ分長さを伸縮させられます。工具が要らないのが便利。

スキュワー共締めスタンドの取り付け完了

ほんの数分でスタンドの取り付けが完了しました。これは簡単だ。

すっきりした外観です。GIOS(ジオス)ミストラルのスポーティさを邪魔しません。
それでいて十分な実用性があって素晴らしいです。

かなりの安定感でスキュワーで共締めしただけとは思えません。
もちろん強度には限界がありますので、体重をかけてのったりするとボキッと折れるでしょう。

スタンドを起こした状態もシュッとしています。
根本部分でしっかりしたスプリングが支えているので、走行時にぐらんぐらんすることもなさそうです。

まとめ

というわけで今回は、普段乗り自転車に欠かせないサイドスタンドをGIOS(ジオス)ミストラルに取り付けるまでをレポートしました。

最後にまとめます。

要点まとめ

普段乗り自転車にスタンドは必要不可欠
⇒ちゃんとスタンド立てて駐輪するのが普段乗り自転車のマナー
⇒ミストラルはフレームに余裕がないのでセンタースタンドが使えなかった
⇒エスケープR3でも使っていたスキュワー共締めスタンドを使う

スキュワー共締めスタンドを取り付ける
⇒以外なことに取り付けは超簡単
⇒余計なステーなどがないのでフレームを傷つけない

スキュワー共締めスタンドの取り付け完了
⇒スキュワー共締めだけとは思えない十分な安定感
⇒起こしている時もぶらんぶらんしない

ようするに、

スキュワー共締めスタンドは現在知る限りGIOS(ジオス)ミストラルに最適なスタンドです。
取り付け簡単でキズも付かないし十分な安定感。そして二千円しないのでコスパも最高。

ということです。

スキュワー共締めなのでロードバイクにも使えるではありませんか。
でもロードバイクで使う人はいないかな?