この記事では、GIOS(ジオス)ミストラルにパナレーサー・パセラ32C黒/アメを履かせるまでをレポートします。
タイヤってフレームと同じくらい自転車の顔ですよね。
なのでタイヤ選びって、性能うんぬんもさることながら、ビジュアルも大事。
この記事を読むと、GIOS(ジオス)ミストラルのオーナーさんや、パナレーサー・パセラを検討している方にとって、タイヤ選びのヒントが得られますよ。
パナレーサー・パセラ32Cをミストラルに
普段乗りのためのお気楽自転車として購入した、ボロのGIOS(ジオス)ミストラルのレストアが峠を越えた感じがあります。
そして今回はGIOS(ジオス)ミストラルに新しいタイヤをセットします。
選んだタイヤはパナレーサーのパセラ32C、ブラック&アメサイドです。
パナレーサー・パセラってどんなタイヤ?
国内のタイヤメイカーとしてすごく有名なパナレーサーのブランドの一つがパセラです。
通勤・通学・ツーリング向けというどちかというと街乗り、普段乗り用ですね。
パセラにはホイールサイズごとにたくさんの種類があります。
GIOS(ジオス)ミストラルのサイズである700cに限定すると、
- 23C
- 25C
- 28C
- 32C
- 35C
とこれだけラインナップが幅広い。なかなかこういうことは珍しいのでは。
さらに色のバリエーションも下記の通り幅広いです。
- 黒/スキン(側面が茶色い薄皮)
- 黒/アメ(側面がアメゴム)
- キャラメル
- アイボリー
- 黒
これだけカラーがあると楽しいですね。まさに街乗り用という感じ。
この中からGIOS(ジオス)ミストラル用には「黒/アメ」を選びました。
アメゴム色ですが、やや明るい黄色よりですね。これはこれでキレイでかわいいです。
ロゴの表面に保護フィルムが貼ってあるところに品質を感じます。
パセラのタイヤパターンです。強い主張があるわけでもなく、自然なパターンで気に入りました。
パナレーサー・パセラを選んだ4つの理由
今回、パセラを選んだのには次の3つの理由があります。
- 目を△にして走らなくてもよい普段乗り用の太めのタイヤであること
- 前後で五千円以内のお財布にやさしいこと
- パンクに強い
- タイヤ側面が茶色であること
この3つをパナレーサー・パセラ32C黒/アメは、見事クリアしておるのです。
普段乗り用の太めのタイヤ
以前ロードバイクにハマっていたころは23Cや25Cのタイヤがメインでした。
ロードバイクだけじゃなくクロスバイクにも25Cの細いタイヤを履いていたくらい。
25Cなどの細いタイヤを履くと、路面の抵抗も減りますし、加速も鋭くスピードも出ます。
反面、乗り心地に影響が出ますし、走れる路面にも制約が出てきます。
ここ数年そういうことに疲れてきまして、別に速くなくてもいいから、ラクに楽しく走りたいという気持ちが強くなってきました。
なので最近選ぶタイヤは自転車のジャンルに関わらず太いタイヤばかりです。
太いタイヤは確かに速くないですが、気を使わずラクに走れますからね。
ボクの本番車(笑)のNESTO GAVEL FLAT君です。
この自転車に履かせているのは、グラベルキングSSというタイヤの38Cです。太い。
グラベルキングSSというのは、パセラと同じパナレーサーのタイヤで次の特徴があります。
- アスファルトもいい感じで走れる
- グラベル(未舗装路、砂利道、荒れた道など)もいい感じで走れる
- パンクしにくい
- 1本五千円くらい×前後=一万円くらい
グラベルキングについては、また別の機会に詳しく書いてみたいですね。
このグラベルキングの影響もあって、今回パセラ32Cを選んだのでした。
パセラは前後で五千円以内でお財布にやさしい
グラベルキングがそんなに良いなら、GIOS(ジオス)ミストラルにもグラベルキングを選べばいいようなものですが、そうはいかないお財布事情があるのです。
GIOS(ジオス)ミストラルには、あくまで普段乗りお気楽自転車を求めていまして、極力お金をかけないことをコンセプトにしているのですよ。
そんななか、いろいろ調べまくった結果、パセラを見つけることができました。
お値段のほうは、1本2200円×前後=4400円と格安です。うれしい!
パセラはパンクに強そう
実はカタログ情報的にはパセラがパンクに強いとは書いていないような。
ただあちこちで見かけるレビューを見るとパンクに強いそうです。
今回初めて現物を見たわけですが、接地面が相当分厚いです。
ロードバイクの軽量本気タイヤに比べるとめっちゃ分厚いので、これはきっとパンクに強いでしょう。
そしてサイドのアメゴム部分ですが、ここも相当分厚くて丈夫そうです。
サイドを石なんかで切っちゃうサイドカットという現象がありますが、しっかり耐えてくれそうですよ。
というわけできっと多分パンクに強いのだろうという結論を得ることができました。
耐パンク性能と重量増は比例するのでしょうが、パンクしないほうがボクは良いです。
パセラ黒/アメはタイヤの側面が茶色い
実は側面が茶色いタイヤがマイブームです。
以前はサイドが茶色いタイヤなんて軟弱で幼稚なイメージを持っていたんですが。
先にご紹介したNESTO GAVEL FLATに、グラベルキングSSの黒/茶を履かせたところ、思いのほかカッコいいではありませんか。
あくまでボクの個人的主観ではありますが、恐ろしくチャーミングです。
これ以来、サイドが茶色のタイヤのとりこになってしまいました。
じゃあGIOS(ジオス)ミストラルにもグラベルキング黒/茶を履かせることも考えましたが、やはりお値段のほうが問題です。
それにGIOS(ジオス)ミストラルは普段乗りお気楽コンセプトなので、グラベルキングはオーバースペックなんですね。
なので今回GIOS(ジオス)ミストラルにはパセラを選びました。
グラベルキングに比べて、サイドの色が茶色というより黄色ですが、これもまたチャーミングでよろしいです。
パセラとグラベルキングSSの比較
ちょっと脱線しますが、パセラとグラベルキングSSの見た目の比較をしてみましょう。
さすが38Cだけあって太いです。さらに42Cという太いやつもあります。
接地面が抵抗の少なそうなパターンになってます。そして車体を傾けた時に接地する肩の部分はダート路面を噛みそうなパターンですね。
パセラは32Cとロードタイヤの中ではだいぶん太い方ですが、グラベルキングの38Cに比べると細く見えます。このくらいがGIOS(ジオス)ミストラルには合うと思います。
タイヤパターンはまあ普通な感じです。32Cという太さがあるので、アスファルトはもちろんのこと、砂利道もきっと問題なく走れるでしょう。そのうちチャレンジしてやろう。
パナレーサー・パセラを装着
ではさっそくパセラをGIOS(ジオス)ミストラルに履かせます。
たまに固くてはめにくいタイヤがありますが、パセラはいたって普通に装着できました。
レバーなしではめられるほど柔らかくはなかったですが、まあこんなものでしょう。
余談ですがボクが使っているタイヤレバーは、10年前に100円ショップで買ったパンク修理キットに入っていたものです。
使いにくいとかだったら、もうちょっと上等なレバーに買い換えるんですが、まったく問題なく使えているので、買い換えることができません(笑)
さてここで問題発生です。バルブ長さ40mmのチューブを入れたら、長さが全く足らないではありませんか。これではポンプで空気を入れることはできません。
仕方がないのでバルブ長さ60mmのチューブに交換したら問題をクリアすることができました。これで空気を入れることができます。ちょっとバルブが斜めになってる気がしますが気のせいです?
GIOS(ジオス)ミストラルのホイール「WH-R501」はややディープリムなんですね。
これから700Cのチューブを買うときは必ず60mmを選ぼう。
パセラ黒/茶は恐ろしくミストラルに合う
GIOS(ジオス)ミストラルにパセラ黒/アメ装着完了の図です。
ミストラルのややクラシカルなイメージにドンピシャではないでしょうか。
先日ホイールのスポークのブラック塗装をはがして、シルバー地にしてよかったです。
パセラの明るいビジュアルを引き立ててくれます。
美しいと思わずにはおられません。
ここまでGIOS(ジオス)ミストラルにマッチするとは予想を超えていました。
まとめ
というわけで今回は、GIOS(ジオス)ミストラルにパナレーサー・パセラ32C黒/アメを履かせるまでをレポートしました。
最後にまとめます。
パナレーサー・パセラ32Cをミストラルに
⇒パセラはサイズが豊富
⇒パセラはカラーバリエーションが豊富
パナレーサー・パセラを選んだ4つの理由
⇒普段乗り用にぴったりな太さ
⇒前後で5五千円以内でお財布にやさしい
⇒パンクに強そう
⇒タイヤ側面が茶色
パナレーサー・パセラを装着
⇒普通に問題なく装着できた
⇒WH-R501はややディープリムなのでバルブ長さ60mmチューブを
パナレーサー・パセラ黒/茶はミストラルに合う
⇒クラシカルなビジュアル
⇒普段乗りらしいカジュアルさ
ようするに
普段乗りお気楽コンセプトのGIOS(ジオス)ミストラルにパナレーサー・パセラはぴったり。
32Cという太さとチャーミングな黒/アメのビジュアルもいい感じ。
ということです。
それにしてもこんなにしっくりくるとは。恐るべしパナレーサー・パセラ32C黒/アメ。