この記事では、5年間放ったらかしだった「ブルーノ・ミキスト」を、復活リフレッシュさせるために、まずはフレームをピカピカにした方法を紹介します。
せっかくの自分の自転車なので、いつもキレイにしてあげたいですよね。でも具体的にどうやってキレイにしてあげればイイのか、経験もないですし、迷っちゃいますよね。
そんな悩みを解決する方法の一つが、コンパウンドで古びたフレームをピカピカに復活させることです。
コンパウンドの使い方を知っているだけで、フレームを簡単に輝かせることができるので、自転車も気持ちもスッキリしますよ。
乗換ではなくリフレッシュを選んだわけ
我が家の家族用の通学ミニベロ、「ブルーノ・ミキスト」です。我が家にやってきて、早いものでもう5年になります。
ただその間、おこなった整備と言えば、せいぜいパンク修理とタイヤ交換くらいで、ほぼ放ったらかしでした。
我が家での自転車の整備全般は、ボクの仕事ということになってるんですが、なにぶんボクの自転車ではないので、なかなか目が行き届かないのですよ。
その結果、ずいぶんとくたびれてしまいまして、今回けっこう大掛かりにリフレッシュすることにしたんです。
5年ものあいだ、晴れでも雨でも関係なく、毎日乗り倒したことだし、買い替えも視野に入れていたんですが、話を聞いてみると「めっちゃ気に入ってるから、乗り換えたくない」と言うではありませんか。
そういうことなら、ということで、買い替えではなくて、かなり徹底的にリフレッシュすることにしたわけです。安いママチャリが一台買えそうな費用がかかりそうですけど(汗)
まあ長いこと、ろくに手入れしてあげなかったお詫びに、「まるで新品みたい?!」と言われるくらい、徹底的にリフレッシュしてやりましょう。そうすれば、また5年くらい乗れると思います。
良い自転車は、そういうとこが違うんですよね。フレームさえしっかりしていれば、いくらでも補修が効きますから。
できる範囲で分解します
今回は小手先のお手入れではなく、徹底的にリフレッシュすることが、与えられたミッションなのです。
そこで、ブルーノ・ミキストを可能な範囲で、分解することにしました。普段のお手入れなら、そんなことする必要ないんですが、今回はやることがめっちゃ多いので、作業しやすいように分解します。
段ボールを二つ用意して、キレイにして再利用するモノ、捨てちゃうモノに仕分けます。捨てちゃうモノ箱も、後で気が変わるかもしれないので、しばらくは置いておきますけどね。
ここまでの状態にすると、なにをするにも、とても作業がしやすいです。後輪だけは、作業用のディスプレイスタンドをセットできるように、装着したままにしておきます。
まずはフレームを磨き上げ
フレームって自転車の顔だと思いませんか。一番目立つ部分ですし、その自転車がなんという自転車かを決定づけるのがフレームですしね。
まず最初に、フレームを磨きあげて、5年間のアカを落としてあげることにします。工程としてはこんな感じです。
- 水拭きをして、砂やホコリを落とす。
- パーツクリーナーで油汚れを落とす。
- 写真の「超ミクロンコンパウンド」で塗装表面を研磨する。
ワックスとは違って、コンパウンドは研磨剤が入っています。なので大なり小なり塗装面を削ってますので、使いすぎには注意が必要です。ただ今回は5年間のアカを落とさなくてはいけないので、積極的に使うことにします。
以前、中古で我が家にやってきたクロスバイク、「ルイガノTR2」のフレームを、磨きあげたときの記事があります。詳しく解説していますので、よければご覧ください。
【ルイガノTR2】中古自転車のフレームが「つるつるピッカピカ」になる磨き方
コンパウンドでは落ちないひどい汚れを落とす
「超ミクロンコンパウンド」だけでも、驚くほど汚れが落ちますし、表面もツヤツヤになります。でも、こびりついた汚れやスリキズなんかは落ちないです。
なので今回は、禁じ手?のメタルコンパウンドを併用することにしました。本来は金属面を磨くためのものです。「超ミクロンコンパウンド」よりそうとう研磨剤の粒子の大きさが粗いはず。
結果はめっちゃ汚れが落ちます。ただ目に見えないけど、塗装面、それもクリア面をゴリゴリに削ってるはずなので、とにかく範囲は限定的に、こするストロークも極力少なめにしておきました。
汚れが落ちたら、乾拭きをしっかりして、さらに「超ミクロンコンパウンド」で再度磨きあげます。これでもうピッカピカ。
ただ、繰り返しますが、これは禁じ手?なので今回一回限りにします。たぶん。きっと。おそらく塗装に詳しい方には、めっちゃ怒られそうな気がします。ごめんなさい(汗)
塗装表面がツルツル&ピッカピカに
ブルーノ・ミキストのフレームがピッカピカになりました。5年間の汚れとアカで、ざらざらだった表面が、ツルツルになりました。気持ちいい!
深いキズは落とすことはできませんでしたが、それでもキレイにする前とは、次元の違う美しさです。
今日の作業はここまでにしておきますね。次は塗装されていない、またはクリア塗装だけされてる金属パーツたちをピッカピカに輝かせます。自転車は輝いてないとね。
まとめ
というわけで今回は、5年間放ったらかしだった「ブルーノ・ミキスト」を、復活リフレッシュさせるために、まずはフレームをピカピカにした方法を紹介しました。
最後にまとめます。
乗換ではなくリフレッシュを選ぶ
⇒「めっちゃ気に入ってるから乗り換えたくない」
できる範囲で分解する
⇒作業がとてもしやすくなる。普段は分解しない。
フレームを磨き上げる
⇒「超ミクロンコンパウンド」で磨く、
塗装面がツルツル&ピカピカ
⇒キレイにする前とは次元が違う。
ようするに、
自転車がくたびれてきたら、乗り換えるのもいいけど、徹底的にリフレッシュして長く乗るという、選択肢も選ぶことができる。
ということです。
しっかりお手入れしてあげれば、そのぶん自転車に愛着が湧くってことを実感しています。