この記事では、くたびれた自転車のフレームを「つるつるピッカピカ」にする方法をご紹介します。
自転車をキレイにしたいけど、これまでにやったことがないし、なにを用意して、どこからどうやってお手入れしたらいいのか迷って大変ですよね。
その悩みを解決するのが、今回の「フレームをコンパウンドで磨く」方法です。
この方法を知っているだけで、フレームを簡単にキレイにできるようになります。
具体的には、
- 下準備でしてほしいこと
- フレームをキレイにするために必要なものを準備する
- ビフォーアフターでここまで変わるよ!
の順番でご紹介していきます。
2分くらいで読めますし、アナタの自転車が劇的にキレイになる可能性が高いので、ぜひ一度読んでみてください。
フレームをリフレッシュする前の下準備
ヤフオクで落札した中古のクロスバイク「ルイガノTR2」ですが、まあまあ状態は良かったんですけど、さすがに10年前のモデルなので、あちこちがくたびれておるわけです。
そして今回は自転車の顔と言ってもいいでしょう、フレームをお手入れする回なんですね。
フレームって自転車で一番目立つ部分なので、こいつをキレイにするとぐっと見た目がよくなるんですよ。
具体的にどうするかというと、こんな手順で作業を進めます。
- 作業がしやすいように外せる部品はできる範囲で外しておく。
- 砂やホコリを落とすために水ふきして乾かしておく。
- ひどい油汚れなんかはパーツクリーナーで掃除しておく。
この下準備をしておくことで、ぐっと仕上がりが良くなりますので、がんばってやってみてくださいね。
作業がしやすいよう部品はできる範囲で外しておく
前回の記事のとおり、外せる部品を外してみました。といっても今回はフレームだけじゃなくて、他にもいろいろやりたいことがあるので、丸はだかに近い状態になってます。
今回の目的であるフレームをキレイにするだけなら、ここまで分解する必要はないので安心してくださいね。ただこんな状態のほうが作業しやすいのは確かだったりはします。
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砂やホコリを落とすために水ふきして乾かしておく
これは結構大事なことなんですけど、今回のようにフレームを磨いてキレイにしようとする際に、砂やホコリなんかが付いてると、フレームを磨くのに砂やホコリを巻き込んで、逆にフレームがキズだらけになる可能性があります。
なのでぞうきんでフレームを水ふきして掃除しておいてください。そして水分がちゃんと乾いてからフレーム磨きをしましょう。
ひどい油汚れなんかはパーツクリーナーで掃除しておく
水ふきと同じく、砂やホコリを巻き込まないようにするためなんですが、油汚れは水ふきでは落とせないので、パーツクリーナーでお掃除すると良いです。
一発でキレイになるので気持ちいいですよ。
※パーツクリーナーでグリップをはずす際の写真の流用でごめんなさい(笑)
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フレームを磨くために用意するもの
それでは下準備もできたところで、今回フレームをピカピカにするために必要なものを確認していきますね。
- フレームキズを消してピカピカにするコンパウンド
- コンパウンドを付けてフレームを磨くためのウエス(布切れ)
- コンパウンドを拭き取るためのウエス
の三つをご用意くださいね。
コンパウンドはいろんな種類があるので好きなものを選べばいいと思いますが、ボクがこれまで使ってきて、とっても満足しているモノがありますので紹介しておきますね。
そんなにがんばらなくても、そこそこ磨くだけで「つるつるピカピカ」になります。見た目だけじゃなくて手触りも「つるつる」なのでめっちゃ気持ちいいです。
効果的で疲れない磨き方
さて下準備もできて、必要なモノも用意できたところで、さっそく作業に入りましょう。
磨き用のウエスにコンパウンドを適量おとします。最初は慣れるまで少なめで始めると良いかもです。多すぎるとタレちゃいますからね。
使い捨てのビニル手袋を使うと手が汚れませんし、手荒れの保護になるのでおすすめです。
コンパウンドを付けたウエスでフレームを磨いていきます。「ぐいぐい」力を入れて磨くよりも、軽い力で往復回数を増やして磨くほうが効果的ですね。そして疲れません。
磨く場所によっては、こんなふうに「きゅっきゅっ」と磨くのも効果的です。パイプの継ぎ目なんかにいいですね。
そして磨いたところを、拭き取り用のウエスで拭いて、ピカピカになったか確認します。もうちょっとかな?と思ったら、コンパウンドで磨くことを繰り返します。
これを一時間もがんばれば、自転車のフレームは「つるつるピッカピカ」になります。
ちょっとしんどいかもですが、ビフォーアフターを楽しみにがんばりましょう。
ビフォー・アフター
それでは今回の結果発表です。まずはビフォーからどうぞ!
磨く前ですが、フレームにはキズはほとんどないものの、さすがに10年の月日のおかげで、表面のツヤはほとんどなくなって梨地(なしじ)になってます。
例で言うと、お料理に使うアルミ箔の裏側?って、ツヤのないすりガラスのようになってるでしょう。あんな感じですね。
これがアフター。コンパウンドで磨いたあとですね。そんなにがんばったわけではないんですが、もう表面がですね、「つるつる・ピッカピカ」してまして、さらには「ぬるぬる」感まで出てたりします。
写真ではいまひとつわかりにくいのが悔しいですが、そうとういい感じです。同じくアルミ箔の例で言いますと、表面?の鏡のような状態です。すばらしい。
いやーやった甲斐がありました。
まとめ
というわけで今回は、中古自転車をリフレッシュするために、自転車の顔であるフレームをコンパウンドで磨くと、「つるつるピッカピカ」になってサイコーですよという例をご紹介しました。
最後にまとめます。
フレームをリフレッシュする前の下準備
⇒作業がしやすいように部品はできる範囲で外しておく。
⇒砂やホコリを落とすために水ふきをして乾かしておく。
⇒ひどい油汚れなどはパーツクリーナーで落としておく。
フレームを磨くために準備するもの
⇒フレームキズを消してピカピカにするコンパウンド
⇒コンパウンドを付けてフレームを磨くためのウエス(布切れ)
⇒コンパウンドを拭き取るためのウエス
効果的で疲れない磨き方
⇒あまり力を入れずに軽い力で往復回数を増やすといい感じ。
ビフォーアフター
⇒梨地で「ざらざら」が、「つるつるピッカピカ」に。
ようするに、
自転車の顔であるフレームを上手にコンパウンドで磨いてあげると、「ざらざら」が「つるつるピッカピカ」になる。見違えるほどキレイになって、自分の自転車にますます愛着が湧いて良いことばかり。
ということです。
どんどんご自分で自転車に手を入れて、お気に入りのマイ自転車に育てていきましょう!