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【ルイガノTR2】ヤクオクで入手の中古自転車の各部チェックとレストア計画まとめ

ブレーキ

この記事では、ヤフオクで入手したルイガノTR2について、現状がどうなっていて、問題点があればどうすれば改善できるかを考えた流れを、例として紹介します。

中古自転車をレストア(改修)するって言っても、何から始めて、何をどうやったらいいのかなんて分からいよー!って悩んじゃうときってありますよね。

そこで今回は、ボクがルイガノTR2の各部チェックレストアの計画と段取りの例を紹介します。

3分くらいで読めますし、アナタの場合に置き換えて考えていただくと、きっと役立ちますので、ぜひご一読を♪

フレーム

フレーム

まずはフレームから確認します。とても10年前のモデルとは思えないほど良い状態です。
おそらく屋内保管で大切に使っていたのでしょう。

  • フレーム本体(アルミ)の腐食はゼロ。
  • フロントフォーク(鉄)の腐食ゼロ。ほんのちょっとだけもらいサビあり。
  • フロントフォーク左足に小さなガリキズあり。
  • 全体に経年劣化によって塗装が梨地(なしじ)になってる。
  • トップチューブ上面が日焼けで白っぽくなってる。

という状態です。

フレームって自転車の顔だと思うんです。一番目立ちますし、自転車を自転車たらしめる最重要部分ですよね。

こいつは塗装キズ取りコンパウンドで「鏡面仕上げ」してやりましょう。きっと見違えるほどキレイになるはず。

ガリキズはへたに手を出すと、よけいにブサイクになりかねないので、今回はなにもしないでおきます。

ハンドルまわり

ハンドルまわり

ハンドルまわりは、まあまあくたびれてますねぇ。

  • エルゴタイプのグリップは状態良好。
  • 7段変速のレボシフターはインジケーター窓が曇ってて役に立ちませぬ。
  • スレッドステムの固定ボルトがサビてる。これはイヤ。

対策はこんな感じでいきます。

  • レボシフターは新品交換。
  • スレッドコラムやハンドルバーはメタルコンパウンドで磨いて輝かせます。
  • サビてるコラム固定ボルトはどうするかなぁ。ちょっと思案中。

ブレーキ

ブレーキ

ブレーキは純正でシマノ製が付いています。これはうれしいですね。
試運転してブレーキの効きをチェックしたところ、めっちゃ効きます!

ブレーキに関しては、ブレーキワイヤーを新品に交換して完了です。

フロントホイール

フロントホイール

アレックスリムという、ちゃんとしたメーカーのリムが使われてます。ステッカーが貼られていて、ミーハーごころをくすぐります(笑)

ハブはなにも書いてないので、どういうものかは分からないなあ。クイックリリース対応の中空軸ではなく、ナットと固定するタイプのハブ軸です。このあたりちょっと減点。

対策はこんな感じ。

  • 金属部分はメタルコンパウンドで磨きましょう。
  • ハブ固定ナットをメッキキラキラの新品に交換します。
  • 回転はスムーズなので特になし。

サドル・シートポスト

サドル

サドル&シートポストはなかなか手強そうですよ。フレームの次にけっこう目立つ部分なので、ここはひとつがんばってやってみましょう。

状態はというと、

  • たぶんやっつけで適当なサドルが付けられてる。黒は車体に合わない感じ。
  • シートポストはキズだらけ
  • サドル固定ボルトがくたびれてる。
  • シートポストクランプは悪くないけどクイック式なのでサドルが盗まれそう。

ではこの方向性で。

  • サドルを茶色でソフトでちょいかっこいいタイプに変更。
  • サドル固定ボルトは新品をホームセンターで買って交換すべし。
  • シートポストはメタルコンパウンドで研磨します。それでもだめなら交換も検討。

これでかなり良くなると思います。

クランクまわり

クランクまわり

クランクまわりはそうとう状態が良いですね。ただチェーンリングカバーが黒いのがちょっと重たく感じてしまいます。ちなみに鉄でした。

クランク自体もポリッシュ加工されていて、キラキラでとてもかっこいい。
デザインも素敵です。

クランク固定ボルト(コッタレスボルト)がサビているのはみすぼらしい・・・

こんなことしてみます。

  • チェンリングカバーはシルバーに塗装します。
  • クランクはメタルコンパウンドで研磨してキラキラの鏡面に。
  • クランク固定ボルトを新品交換。

ペダルについては次の項目で。

ペダル

ペダル

ぱっと見、まあまあ良いペダルが付いてるねと思ってたんです。メタルコンパンドで磨くとピカピカになるんじゃない?みたいな。

でもね、実際にペダルを足でこぐと気づかないんですけど、手で持って回してみると不具合が見つかってしまいました。

左はくるくる気持ちよく回ってくれるんですが、右のペダルの回転が渋い。
渋いというより、ごりごりしていて回転せずに止まっちゃう。

これは次のどちらかをしないといけなさそうです。

  • 分解して修理?整備?して治す。
  • 諦めて新しいペダルを買う。

結果はあらためてご報告いたします。

スプロケット・ディレイラー

スプロケットとディレイラー

7段変速なんですけど、ボクの悪いクセで9段変速へ変更の欲求に駆られます(笑)
でもそのためにはハブ交換あるいはホイール交換が必要なので今回はパス。

スプロケットは少々疲れた色をしていますが、機能はまったく問題なしでサビもないのでこのままにしておきます。

ディレイラーはシマノの安価なターニーがついていますが、デザインがターニーと思えないほどかっこいい。ターニーにもいろいろあるんですねえ。これもこのままです。

チェーン

チェーン

チェーンはですね、めっちゃ状態良いです。サビは皆無だし給油もしっかりされてる。
もしかしたら新品に近いのかもしれません。

ただ!

シルバーのメッキチェーンに替えたいんです。チェーンってめっちゃ目立つので、ここをシルバーのメッキチェーンするとそれだけで見た目が激アップします。

ここだけはぜいたくします、ごめんなさい。

タイヤ

タイヤ

なぜかタイヤは前後で違うものが付けられてます。きっと中古ストックのタイヤを適当に付けたんでしょう。よくあることです。ボクもよくやります。

でもなんかブサイクな気がします。フロントだけ交換しようかなあ。後輪についてるタイヤとよく似たデザインのタイヤがAmazonで安く売ってるんですよねえ。

こうやってどんどん予算が膨らんでいくのでしょう(苦笑)

泥よけを追加予定

今回の自転車であるルイガノTR2は26インチなんです。だから泥よけは26インチ用を買えばいいんですけど、恐ろしいことにココに落とし穴があります。ボクも落ちるところでした。危なかった・・・

ネット通販で「泥よけ 26インチ」で商品検索すると、いっぱい出てきます。そして商品情報として「26インチ用」って書いてありますが、それ以上の情報はございません。

でもね、26インチっていっても規格は一つじゃないんですよ。

  • WO規格=ママチャリとか(表示例:26×1 1/2など)
  • HE規格=MTBとか(表示例:26×1.5など)

誤解とお叱りを恐れず言うとこういうことです。
ほんとはもうちょっと解説するべきこともあるんですが、ややこしいのでこのへんで(笑)

この二つってね、ぜんぜん互換性がないんです。ルイガノTR2はHEの26インチなんですけど、WOの26インチ用の泥よけを買っても、ちゃんと付けることはできません(たぶん)

でもね、ネット通販ではほとんどそのへんの説明がないんです。というか、ボクが思うにネット通販で売られている26インチの泥よけは、たぶんWO26インチ用だと疑っておるのです。

まあ問い合わせれば教えてくれることもあるんだろうけど、なんだかねえ。
このあたりに厳重警戒して、引き続き調査を続行してまいる所存です。

↓これは珍しくしっかりHE26インチ用の泥よけ。

泥よけ

【Amazon】RITEWAY(ライトウェイ) 自転車フェンダー ダブルステークロスバイクフルフェンダー 泥除け 前後セット 26インチ

前かごを追加予定

前カゴ

普段使いに必須アイテムの前カゴを装着しないといけません。さいわいブリヂストンのママチャリから取り外した前カゴが我が家在庫にありましたので、これを使います。

1.5kgくらい?と少々重いのがいただけませんが、スレンレス製でサビないし、とっても丈夫なので使わない手はありませんね。

ただ車体に取り付けるためのステーなどなどを調達する必要があります。きちんと取り付けるために位置や寸法がなかなかむつかしいので、慎重に進めることといたします。

まとめ

いうわけで今回は、普段使いにも使えるクロスバイクとして、ヤフオクで購入したルイガノTR2の中古車の各部チェックと改善ポイントについて、紹介させていただきました。

最後にまとめます。

要点まとめ

各部分の現状を把握する
⇒改善すべきポイントがはっきりする。

具体的にどうやって改善するかを決める
⇒かかるお金がだいたいいくらか分かって安心。
⇒スタート段階でやるべきことが決まっているので効率がいい。

泥よけのサイズに注意!
⇒26インチといっても規格は一つじゃない。
⇒間違って選ぶとちゃんと付かないのでタイヘン。
⇒しっかり調べて買おう。

前カゴは手持ちの在庫で
⇒できるだけお金がかからない方法を選びましょう。

ようするに、

中古自転車を愛着持って安全の乗れるようにするために、現状はどうなっていて、どうすれば節約しつつ改善できるかをしっかり考えよう。
そうすれば、安価で楽しく安全に自転車を楽しむことができますよ。

ということです。

どんどんご自分で自転車に手を入れて、お気に入りのマイ自転車に育てていきましょう!