この記事では、エスケープR3用のスタンドを選ぶにあたって、リアホイールのクイックリリース取付タイプのサイドスタンドを取り付けるまでを、実際の装着例をあげてレポートします。
スタンドってそりゃ必要だろうけど、そんなの何だってイイんじゃない?自転車を立てておければイイんでしょ?という方も多いと思います。
ただ、せっかくのステキなエスケープR3なので、どうせならスタイリッシュで、使いやすくて、お財布にも優しいスタンドがあるに越したことはありませんよね。
そこで今回は、実際にエスケープR3で使ってみて、大満足だったスタンドを取付からインプレまでまとめてレポートしてます。
今回の記事を読むだけで、スタンド選びに遠回りしなくてよくなりますよ。
結論:クイックリリース共締めスタンドで正解
万能スポーツ自転車のエスケープR3にスタンドは無くてはならないモノですね。いろんなタイプのスタンドがある中で、今回装着したクイックリリースに共締めして使う、サイドスタンドはとても使い勝手がイイです。
長所がたくさんある中で、短所らしい短所が見当たりません。実際にボク自身がエスケープR3に装着して、何日も使った上でのことなので、これは自信をもって推薦できますね。
エスケープR3にスタンドは必要不可欠です
通勤や通学、そしてお買い物などなど、いろんなことに柔軟に使えるクロスバイクが、エスケープR3ですよね。丈夫な万能選手みたいなスポーツ自転車でステキです。
ただこのエスケープR3は、買ったままの状態ではスタンドが付いていなくて、オプション扱いで追加しないといけないんです。
まあ中には、スタンドなんていらないって人もいるでしょうし、その分価格設定を安くできるでしょうから、悪いことばかりでは無いんですけどね。
ボクみたいなカスタムが好きな人からすると、後で自分であれこれ考えて、自分の好きなスタンドを付けられるので、スタンドがオプションというのは、好都合だったりもします。
本気のロードバイクならいざしらず、いろんな用途に使うエスケープR3なので、いずれにしてもスタンドは付けないという選択肢は、ボクにはありません。
我が家の自転車たちは、だいたいボトムブラケット(BB)の後ろ側のすき間に、スタンドを取り付けてます。両足だったり片足だったりしますが、車体の中心部に取り付けるので、重心バランス的に良い気がしまして。
ボクの折りたたみ自転車に先日取り付けた片足スタンドです。
ミニベロ・折りたたみ自転車にスタンドを取り付けるのは超簡単【DAHON Speed】
家族のルイガノTR2に取り付けた両足スタンドです。
アナタにもできる!両足スタンドの失敗しない取り付け方【ダブルレッグスタンド】
この二台と同じように、エスケープR3もBBの後ろの空間にスタンドを取り付けようと思ってました。
ところが。
BBの後ろを確認してみると、なんがギチギチで窮屈な感じです。スタンドを付けることは出来るかもしれないけど、いらない苦労をしそうな自信がありますよ。
なので今回は無理してBBの後ろに付けることはしないで、他の方法を考えてみました。
リアのスキュワーに共締めするサイドスタンド
通販サイトで、あれやこれやを見てみたんですが、なかなかピンとくるモノが見つかりません。
- ダサいのはイヤ。
- 重いのはイヤ。
- フレームにキズが付きそうなのはイヤ。
- もちろんお値段が高いのもイヤ。
こんな条件が付くので、なかなか見つからなかったんですが、ふと目に飛び込んできたスタンドがありました。
1800円ほどで、高くもなく安くもない、絶妙なお値段でしたが、ピン!とくるものがあったんですよ。
それにリアのクイックに、共締めするタイプのスタンドを、以前から一度使ってみたいと思ってたので、これは好都合です。
見たところ、デザインもシンプルで、それでいて安っぽくなくてイイ感じです。
では早速取り付けてみますね。
実際にスタンドを取り付ける
エスケープR3は前後ホイールともクイックリリース(QR)ではなく、スキュワー方式なんです。ボクはこのスキュワー方式が好きなんですが、今回のスタンドの取り付けにも都合が良さそう。
【参考】クイックリリースQRって本当に必要?スキュワーで十分すぎる
後輪のスキュワーでスタンドを共締めするんですね。すごくシンプルな構造です。
スキュワーを緩めて完全に抜き取ります。
スタンド取り付け部分を裏返してみました。シルバーの金具が、フレームエンドの切り欠き部分にちょうどハマるようになってます。シルバーの金具についている小さなボルトは、スタンドの角度調整のためのものです。
さきほどのシルバーの金具をフレームエンドの切り欠きに合わせた上で、スタンドをスキュワーで共締めします。
適切な力でスキュワーを締め込んで固定します。
スタンド取り付け部分(共締め部分)の厚みは、おおよそ7mmでした。
7mmの分だけスキュワーの固定が浅くなるのでは?と心配したんですが、スキュワーの受け側ナットから、スキュワーの先の頭が見えていまして、ナット内に10mmは収まってますので、強度的には心配なさそうです。
もっと浅い場合は、エンド幅135mm用のスキュワーに交換するなど、対策をとらないといけませんが、今回は大丈夫と判断しました。
スキュワーではなく、一般的なクイックリリースだと、またいろいろが課題が出てくるかもしれませんがそれはまた別の機会に。
スタンドの長さの調整
このスタンドは商品説明によると、26インチ~29インチまで対応できるようです。
ホイールの大きさ、タイヤの太さに応じて、スタンドの長さを変えることができるんですね。
スタンドのパイプ部分に目盛りがついているでしょう。一目盛りで2mmくらいです。
そしてスタンド先端部のプラスチック部分が、回転するようになってまして、左に一周回すと一目盛り分長くなります。逆に右に一周回すと一目盛り分短くなります。
けっこう限界近くまで伸ばした状態です。
だいぶん短くした状態です。まだ限界までは余裕があります。
この調整方法は、工具を使う必要がありませんし、簡単で確実でナイスだと思いました。
スタンドをたたんだ状態
スタンドを後ろに跳ね上げた状態です。しっかりしたバネが内蔵されてますので、ぐらんぐらんになったり、勝手に降りてきたりすることはありません。
何日も使ってみての感想
実はこの時点で、もう何日もスタンドを使っているんですが、かなり気に入ってます。
良いところは、
- カタログデータ185gと軽い。
- デザインがシンプルでカッコイイ。
- BB後ろ取付スタンドのようにクランクに干渉することがない。
- 華奢な見た目に反して、意外にしっかりしている。
- 約1800円と納得できるお値段。
- 着脱がとっても簡単。
- ホイール着脱時にもまったく邪魔にならない。
ね?かなり良いでしょう。
デメリットを探しますと、
- ママチャリのスタンドほど丈夫ではない。
- ロック機能がない。
- なので駐輪場などでガンガン当てられるとスタンドが起きちゃうかも。
- スタンドに体重をかけるときっと曲がるか折れる。
雑な使い方をしてはいけないよ、ということです。間違った使い方をしなければ大丈夫です。
まとめ
というわけで今回は、エスケープR3用のスタンドを選ぶにあたって、リアホイールのクイックリリース取付タイプのサイドスタンドを取り付けるまでを、実際の装着例をあげてレポートしました。
最後にまとめます。
結論:クイックリリース共締めスタンドで正解
⇒長所はたくさんあるけど短所らしい短所が見当たりません。
エスケープR3にスタンドは必要不可欠です
⇒万能選手のエスケープR3にスタンドなしという選択肢はありません。
リアのスキュワーに共締めするサイドスタンド
⇒リアクイック、スキュワーで固定するスタンドを使ってみたかった。
実際にスタンドを取り付ける
⇒問題なく確実に取付できました。
スタンドの長さの調整
⇒26インチ~29インチまで対応できます。
スタンドをたたんだ状態
⇒しっかりしたバネが内蔵されていて不安がありません。
何日も使ってみての感想
⇒かなり気に入ってます。雑な使い方をしない限り後悔することはありません。
ようするに、
万能スポーツ自転車のエスケープR3にスタンドは無くてはならないモノ。そして今回装着したクイックリリースに共締めして使う、サイドスタンドはとても使い勝手がイイです。長所がたくさんある中で、短所らしい短所が見当たりません。
ということです。
スタンドが付いていると、普段使いに本当に便利。こんなにスタンドが気に入るなんて、これまでにあったかな?