メンテ&カスタム

ハブとハブナットを輝かせるとくたびれた自転車の見栄えが一気にアップ

キレイなハブ

この記事では、くたびれた自転車をちょっとのがんばりで光り輝かせてあげると、自分も嬉しくなりますし、自転車もきっと喜んでくれますよ、という例をご紹介します。

長い間乗ってきて、くたびれちゃった自転車をキレイにしたいと思うのはやまやまです。でもなかなか時間も取れないし、そんなにお金の余裕もないのがふつうですよね。

ただ、そんなに時間もお金もかけないで、ハブ(車輪の真ん中の軸)回りをキレイにしてあげるだけで、自転車が見違えるほどステキになる方法があります。

それは、

  • ハブナットを新品に交換する。
  • ハブをピカピカに磨いてあげる。

の二つです。

この方法を知っているだけで、簡単に自転車を小キレイに変身させることができますよ。

くたびれた自転車を見栄えを良くしてあげたい

くたびれた自転車

自転車は長く乗っていると、だんだんと汚れて、そしてくたびれてきます。通勤通学などで毎日使うとなおのこと傷みますよね。

そんながんばってくれている自転車には、愛着もあるし、思い出もたくさん。だからできる範囲でキレイにしてあげたいなあってボクは思うんです。

一度にキレイにするのはたいへん

ただ、毎日お仕事や学校で忙しい中、まとまった時間をとって自転車をお手入れするのは、簡単ではないですよね。

また時間だけではなくて、安くはない部品を交換したりとか、お金もかかってしまいます。これはけっこう痛い。自転車屋さんにお願いしたりするともっと大変です。

なので、大掛かりなことをするのではなくて、今回はちょこっと頑張るだけで、簡単にできることを一つご紹介します。

おしゃれは足元から

くたびれたハブ軸

中古で我が家にやってきた、ゆるめのクロスバイク「ルイガノTR2」のホイールハブ(軸)です。10年前のモデルのわりには、まだましな気がします。

でもまあ、それなりにくたびれてます。ありがたいことにサビサビではないのが、ほっとするところ。助かります。

今回はこのハブ軸まわりをリフレッシュしたいと思います。

ビフォー・アフター

まずは結果からお知らせしますね。繰り返しの写真になりますが、

くたびれたハブ軸

これが、

キレイなハブ

これに変わります。輝いてますでしょ。新車には程遠いですが、ちょっとだけがんばりました。

所要時間は、前輪と後輪合わせて30分くらいでしょうか。そして直接追加でかかったお金は、だいたい千円ちょっと。安いと思うか高いと思うかは感じ方次第ですね。

やること1:ハブナットを新品に交換

今回例として紹介する「ルイガノTR2」という自転車は、車輪の軸がナットで留めるタイプなんです。なので外から見て目立つナットを輝かせるだけで見た目が良くなるんです。

このようにナットで留めるタイプのほかに、工具を使わずにレバーを手で締める「クイックリリース式」というのがありますが、これは別の機会に紹介しますね。

ハブナット新旧

元からついていたサビてメッキもはがれているナットを、互換性のある新しいナットに交換します。ご覧の通りぜんぜん違いますね。

ハブボルト=ナットには複数の種類があるようです。今回は事前に「3/8インチ」というサイズであることを調べました。
ハブナットのサイズが分からないときは、今ついてる古いハブナットをホームセンターに持って行って、「ネジ・ボルト」コーナーにおいてあるサイズ確認ツールで調べるという方法があります。じゃまくさいですけど(苦笑)

今回はAmazonで、ぴったりのサイズを見つけることができました。一個あたりの販売なので4個必要です。

シマノ(SHIMANO) 袋ナット(3/8)

 

ナット4個で千円以上したり、「あわせ買い対象」だったりと、新たな悩みが出てきますか、まあなにごとも経験だと思って(苦笑)

またこの袋ナットのように、片側が閉じたナットでなくてもいいですよ。そういうナットはもうちょっと安いはずです。

やること2:ハブを磨く

ここがハブ

ピンクの楕円で示しているシルバーのところがハブです。
この、すっかりくすんで輝きを失っている「ハブ」を磨いて輝きを取り戻す作戦です。

ワコーズ メタルコンパウンド

 

今回はこのメタルコンパウンドという金属用の研磨剤を使います。これまでに何種類か金属用研磨剤を使いましたが、ボクが使ったものの中では、メタルコンパウンドが一番効果的だと感じています。

ただ正直言って、1,500円くらいしますし、気楽に買えるものではないので、すでに持ってる前提で話を進めてしまって申し訳ないです。

※ちょっと余談ですが、歯磨き粉で代用できるなんていう未確認情報もありますので、今度実際にテストした上で、レポートさせていただこうと思案中です。

歯ブラシでこする

すでに磨き終わった後の「やらせ」写真で恐縮です(汗)雰囲気がわかればイイなと思いまして。

車輪のスポークの間は手を入れにくいので、歯ブラシに適量(少なめくらいがちょうど)メタルコンパウンドを付けて、ゴシゴシこすります。

力よりもストローク回数が大事な感じです。一箇所につき20ストロークくらいこすれば、そうとうキレイになると思いますよ。

手順は下の通りです。

  1. メタルコンパウンドを歯ブラシに付けてこする。
  2. 布(ウエス)で拭いて変化を確かめる。
  3. まだな部分を歯ブラシでこする。
  4. 納得いくまでこれを繰り返す。
キレイなハブ

こうやって自分で、ちょっとだけ苦労しつつ磨いてあげて、これだけ輝いてくれると、なんだか嬉しさがこみ上げてきますね。

キレイにしてあげられて嬉しい!

初めて自分でこんなことできて嬉しい!

きっと自転車くんも喜んでくれてますよ。

まとめ

というわけで今回は、くたびれた自転車の車輪のハブまわりを、ちょっとのがんばりで光り輝かせてあげると、自分も嬉しくなりますし、自転車もきっと喜んでくれますよ、という例をご紹介しました。

最後にまとめます。

要点まとめ

くたびれた自転車を見栄えよくしてあげたい
⇒一度にキレイにするのはたいへん
⇒おしゃれは足元から

やること1:ハブナットを新品に交換
⇒ハブナットのサイズには複数の種類があるので注意

やること2:ハブを磨く
⇒メタルコンパウンドと歯ブラシで磨く

ようするに、

自転車を一気にキレイにするのはたいへんだけど、まずはハブとハブナットを輝かせてあげると見違えるように見栄えが良くなります。
そのためにハブナットは新品に、ハブはメタルコンパウンドで磨きましょう。

ということです。

どんどんご自分で自転車に手を入れて、お気に入りのマイ自転車に育てていきましょう!