メンテ&カスタム

【ヤフオク出品】アナタの自転車が確実に落札される写真の撮り方

自転車全体を右から

この記事では、ヤフオクで自転車を出品するときにアップする写真の、きっと入札される上手な撮影方法をご紹介します。

ヤフオクで自転車を出品するって、経験がないといろいろと、とまどってしまいますよね。
出品するだけでも大変なのに、入札されやすい写真と撮るって、どうしたらイイのー!って悩んでしまいます。

その悩みを解決するのが、ヤフオクで入札する人の視点に立って考えることです。

この入札者視点を持つだけで、だれもが納得する自転車の写真を撮ることができるので、あなたの自転車が入札、そして落札される可能性がとても大きくなります。

ウソをつかずにありのままを伝える

出品する側の立場だとこんな考えをしがちです(経験者)

  • できるだけ高く落札してほしい。
  • そのためにいかに価値があるかをアピールしたい。
  • 魅力的なポイントはより魅力的に表現する。
  • 悪いポイントはできれば隠したいという心理が働く(ダメダメ)
  • なるべく手間をかけずにサクッと終わらせたい。

というように、客観的に見ると、まあヒドイ話です(苦笑)
でも正直いってこんな人たくさんいると思います。お金が動く商取引なのにね。
こういう姿勢で取引を繰り返すと確実にトラブルになると思いますよ。

でも逆に入札する側の立場になると気付くことがいろいろあります。

  • できるだけ安く落札したい。
  • でも本当にほしいモノで、価値に見合う金額なら支払う意思はある。
  • だまされるとか、つかまされるとか、そんなのが一番イヤ。
  • ほしいモノではあるけど、情報量が少なくて決断できない。
  • もっと詳しく情報を上げてくれればいいのに。
  • もっと詳しい写真をアップしてくれてばいいのに。

とかですね。これらをクリアしていけば、出品者も落札者もどちらも幸せになれるということだと思います。

ということから整理すると、

  • ウソのない情報
  • 良いなら良いなりのアピール材料
  • 悪い点をあらかじめ納得するための情報
  • 入札するしないを判断するための情報量

ということなのかなと思います。そして「百聞は一見にしかず」ということわざがあるように、テキスト情報も大事ですけど、しっかりとモノがわかる写真は圧倒的に重要ですね。

ヤフオクでの写真アップは10枚まで

ヤフオクで出品する際に、登録できる写真画像は最大10枚です。その10枚の中で、自転車を表現するなら、こんな要素を盛り込む必要がありますよ。

  • 全体がわかる写真(右側)
  • 全体がわかる写真(左側)
  • 自転車の各部所がわかる写真
  • 悪い点をあらかじめ納得してもらうための写真

これらを10枚の中で表現しないとですね。やってみるとなかなかに大変なんです。10枚使えるだからなんとかなるだろ、って思ってるとぜんぜん足らない(汗)

※裏技的に10枚以上画像をアップする方法があります。しかしある程度の専門知識が必要となりますので、今回はあえて紹介はしないでおきますね。また別の機会があれば。

そして適当に写真を撮影すると、同じようなアングルの写真が何枚もあったり、肝心なところを写した写真がなぜか無かったりします。

なのでボクの場合は、こんなことに気をつけています。

  • あらかじめざっくりと構図を考えておく。
  • 良いところだけにフォーカスして撮影する。
  • 悪いところだけにフォーカスして撮影する。
  • パソコンで写真を確認して、足りないものがあったら追加で撮影する。
  • しっかりチェックできる写真を撮るために太陽や照明を使う。

ということで、これからは実際の例を見ながらお伝えします。

実際に自転車を出品したときの写真

これからご紹介するのは、ボクが実際にヤフオクに自転車を出品したときに登録した写真です。

出品した自転車は、「ブリヂストン・マークローザ」です。出品に先立って、整備お手入れしたときの記事がありますので、よければ合わせてご覧ください。

【マジックリン】家庭にあるものを使って自転車をばっちりキレイにする方法

ボロボロだったブリヂストン・マークローザがまるで新車に?!

一枚目に使う写真を撮影する

自転車全体を右から

まず一枚目の写真です。一枚目の写真はとっても大事なんです。それはこんな理由から。

  • 一覧ページのサムネイル(縮小された見本写真)に使われる。
  • 閲覧する人たちは主にサムネイルを見て、さらに見る見ないを判断する。
  • なのでサムネイルがしょぼいと誰も興味を持たない。

なので一枚目は気合いを入れて撮影しましょう。と言いながら10枚全部気合いを入れてほしいんですけどね。

撮影時に以下の点に注意してくださいね。

  • 右側の真横から撮影する。
  • 写真幅ぎりぎりまで自転車を入れる。
  • クランクは水平に前に向ける。
  • ギアが前後とも最大のギアにチェーンをかける。

二枚目に使う写真を撮影する

自転車全体を左から

二枚目を撮影する際の注意点です。

  • 左側の真横から撮影する。
  • クランクは一枚目を撮影したときのまま。
  • 自転車を直立させて(スタンドに何かでゲタをはかせましょう)

各部所をアピールする写真を6~7枚撮る

アピールポイントを撮影していきます。最後に「悪いところ」用の枠を温存しておかないといけないので、結果的に6~7枚になると思います。

今回の例だとこんな配分になってます。

右真横 1枚
左真横 1枚
各部所アピール 6枚
悪いところコラージュ 2枚
———————
合計 10枚
ハンドルまわり

自転車の操作に直結する、グリップ、変速シフター、ブレーキレバーには自然と目が行きますし、よく目立つ部分です。

今回は自転車自体を「全体にキレイでシュッとしてるね」路線で行きましたので、朽ちていたグリップやシフターは新品に交換しました。ブレーキレバーはシマノ製の上等なものを付けているのでそのまま。

新品交換すると当然費用がかかりますが、多少の費用で見栄えが圧倒的に良くなりますし、それで最終的に落札価格がアップすればぜんぜんオッケーです。

逆に「くたびれた自転車を現状で」という路線であれば、パーツは朽ちたままで大丈夫。安く手に入れて、自分でカスタマイズすることを好む人もいますからね。

前輪

全部に言えることですが、できる範囲でキレイに掃除しておくことは大切です。たとえば、

  • 金属パーツはメタルコンパウンドで輝かせる。
  • フレームなど塗装面は塗装用コンパウンドで輝かせる。

これってただ単に、良く見せるだけではなくて、落札者さんのもとに自転車が届いたあと、気持ち良く使えるようにするという点でも、とても大事なことですね。

金属と塗装面のコンパウンドについては、下の記事が参考になると思います。

【ワコーズ メタルコンパウンド】自転車金属パーツの輝きがキラキラに復活

【ルイガノTR2】中古自転車のフレームが「つるつるピッカピカ」になる磨き方

フロントギア

チェーンリングとクランクは、ご覧の通り面積が大きいので、傷んでいると目立つんです。なので今回は、ちょっとしたお化粧をしてます。

  • クランクをメタルコンパウンドで研磨。
  • チェーンリングに薄っすら浮いたサビを研磨して落とす。
  • チェーンリングをシルバー&クリア塗装。

ごまかすためのお化粧はダメ。でも気持ちよく使えるためのお化粧はイイんです。まあその線引きがむつかしいんですけどね。。。

リアギア

リアディレイラー、スプロケット、チェーンという駆動系です。このあたりは、自転車の走行性能に直結する部分なので、ボクが入札する側でも気にするところです。

写真では良く分からなくて、落札して自転車が届いたら、サビだらけだったら参っちゃいますよね。なので駆動系はしっかり撮影してアピールしたいところです。

今回は、ディレイラー新品交換、メッキチェーン新品交換、シフトワイヤー(インナー・アウターとも)新品交換してあるので、自信満々でアピールできます。そうそう、ハブナットも新品でした。

左クランク サイドスタンド

こうやって細部までわかる写真だと、入札する人はきっと安心ですよね。ちょっとアレだなと思えば入札しなければいいし、詳しく把握した上でなら、それは納得した上でのことですしね。

悪いところをまとめる

この自転車の悪いところ、ウイークポイントはフレームに多数のキズがあることです。

フレーム以外のパーツは、新しいものに交換すればキレイになるでしょう。でもフレームだけはやっかいです。コンパウンドで研磨しても、小さなキズは隠れても、深い大きなキズはどうにもなりません。

塗装という手もありますが、これはもう最終手段なので、ボクもなかなかやろうとは思いません。手間も時間もお金もかかりますし。

なので、今回はフレームのキズを徹底的に追いかけました。そしてちょっとした小技を使ったりもしています。それは、

  • キズのか所がとても多い。
  • それぞれのキズの写真を個別にアップすると10枚の枠に収まらない。
  • 広い範囲で撮影しようとすると、それぞれのキズが小さくて分かりにくい。
  • なので個別の撮影した写真をコラージュ(合体)させました。
  • 4分割1枚では収まらなかったので、4分割2枚にしました。

というわけです。コラージュするのは少々ハードルがあがりますが、やる価値は十分あると思います。

キズ拡大 キズ拡大

もう何度も繰り返していますが、これらのキズを知らずに落札して、自転車が届いてから多数のキズを発見すると、もしボクなら、がっかりどころか怒っちゃいますよ。いわゆるクレームってこういうふうに起こるんですよね。

でもこうやって写真を見た上で、納得して落札するなら、何の問題もありません。今まで一貫してこうやってきましたので、ありがたいことにこれまで、クレームとは無縁でいさせてもらっています。

まとめ

というわけで今回は、ヤフオクで自転車を出品するときにアップする写真の、きっと入札される上手な撮影方法をご紹介しました。

最後にまとめます。

要点まとめ

ウソをつかずにありのままを伝える
⇒入札者視点を持てば答えは自然と出る。
⇒「百聞は一見にしかず」で写真は超重要。

ヤフオクでの写真アップは10枚まで
⇒全体がわかる写真。
⇒各部所が詳しくわかる写真。
⇒悪い点をあらかじめ納得してもらうための写真。

実際の写真撮影
⇒一枚目はサムネイルに適用されるので超重要。
⇒各部所をアピールする写真を6~7枚。
⇒悪い所が多い場合はコラージュ。

ようするに、

ヤクオクに自転車の写真をアップするときは、良いところ良いなりに、悪いところは悪いなりに、わかりやすく納得できるように、写真を撮ってアップしてね。
そうすることで、出品者も落札者もどちらも幸せになれます。

ということです。

あなたのいらなくなった自転車が、必要とする人のところで再び元気に走ってくれるようにしましょう!