この記事では、中古の自転車をレストアしたり整備したりするときは、できる範囲でかまわないので、分解するとめっちゃ作業がはかどるということを、例をあげつつ紹介します。
自転車を分解するなんて、意味もわからないし、そもそもどうやったら良いのかわからないよって思いますよね。
そこで今回は、ボクが先日ヤフオクで落札購入したクロスバイク「ルイガノTR2」を例にして、写真を交えつつわかりやすく紹介します。
3分くらいで読めますし、アナタが自転車のレストアやお手入れするときに、きっと役立ちますので、ぜひご一読を♪
分解する前の状態の写真を撮っておく
さっそく自転車を分解しましょう!・・・と言いたいところですが、その前に絶対やっといたほうがいいことがあるんですよ。
それは自転車を分解する前の状態を写真に撮っておくことです。できるだけたくさん、そして後で見て詳しくわかるよう写真を撮ってくださいね。
なぜそんなことをするのかと言いますと、
- どの部品がどこについていたか
- その部品はどんなふうに付いていたか(特にケーブルとか)
- その部品はどんな順番で付いていたか(ネジとかがそう)
- レストアのビフォーアフターを見比べる楽しみ
ということなんですね。部品の付き方とか順番とかですけど、そのときは覚えているつもりでも、後でわからなくて困ることがめっちゃあります(体験談)
そしてビフォーアフターのチェックも楽しいですよ♪
ということでぜひ写真を撮っておいてくださいね。
無理せずできる範囲で分解する
写真もしっかり撮りまして、さっそく自転車を分解してみました。何度かやってなれますと、30分から一時間あれば十分ここまでできるようになります。
そして今回の目的を確認しておきますと、
- 経年劣化で表面が梨地になってるフレームをコンパウンドで磨いて「つるつる」の鏡面に仕上げる。
- 金属部分をメタルコンパウンドで磨いて「ピッカピカ」の鏡面に仕上げる(できる範囲で)
なんですね。なのでこれらができればいいので、完全に分解する必要はないんです。
また慣れないうちは、ここまでやらなくてもできる範囲でやればいいと思いますよ。何度かやるうちに慣れてきますし、できることの範囲も広がってきますからね。
今回でも、クランクを取り外したり、チェーンをカットしたりするには、専用工具がいりますので、ちょっとだけ難易度が高いです。なので無理に外すことはないですよ。
がんばってみたい方は、ネットやYouTubeでいろんな情報が得られるので、一度調べてみるといいかもです。
一例ですが、「サイクルベースあさひ」さんのWeb講座がわかりやすくでボクは好きだなあ。よければ参考にどうぞ。
あとね、分解して自転車から取り外した部品は、こんなふうにまとめておくといいかもです。フロントギア(チェーンリング)とか他の部品を傷つける可能性のある部品は、ビニール袋に入れるとかもおすすめです。
お掃除やお手入れがしやすくなる
今回の目的の一つがフレームをコンパウンドで磨くことなんですけど、クランクやチェーンリングが付いたままだと、奥のほうまで手が入らないですよね。
でも写真のようにクランクやらを外しておくと、めっちゃ作業しやすいです。部品はずすのって意外に簡単なので、結果として作業がはかどりますよ。
仕組みが分かって勉強になる
自転車を分解することで得られるメリットがもうひとつあるんですよ。それは部品を取り外すプロセスで、その部品の役割や仕組みが良くわかること。
またそのときに、部品の不具合や傷み、消耗なんかに気付くこともあります。気づかなかったらちょっぴりヤバかったかも・・・とかね。
こうして自転車にちょっぴり深めに関わっていくと、その自転車に対してよりいっそう愛着が湧いてきたりもします。ほんと良いことばかりだなあ。
まとめ
というわけで今回は、中古で買った自転車を自分でレストアするときには、できる範囲で分解するといいですよというお話をご紹介しました。
最後にまとめます。
分解する前の状態の写真を撮っておく
⇒何がどこにどんなふうに付いていたかを後で確認するため。
⇒ビフォーアフターもお楽しみ。
無理せずできる範囲で分解する
⇒やろうとしていることができる範囲の分解でOK。
⇒何度かトライするうちでできることが増えてくる。
お掃除やお手入れがしやすくなる
⇒奥まで手が入るので作業がはかどります。
仕組みがわかって勉強になります
⇒分解するプロセスで仕組みや役割がわかる。
⇒不具合、傷み、消耗に気付くことのよくあります。
ようするに、
自転車をレストアや整備するときは、できる範囲で分解すると作業がはかどるし、自転車のことがよくわかるし、愛着もわくしで、いいことずくめ。
ということです。
どんどんご自分で自転車に手を入れて、お気に入りのマイ自転車に育てていきましょう!