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【モノタロウのエルゴグリップ】性能そこそこお値段は激安

モノタロウのエルゴグリップ

この記事では、高価なエルゴグリップが多い中で、性能はそこそこで、お値段が激安でコストパフォーマンス最高なエルゴグリップをご紹介します。

長く自転車に乗っても手が疲れにくくする効果がある、エルゴグリップが良いのはわかったけど、自転車のグリップに四千円も五千円もお金をかけるのは、悩んじゃいますよね。

そんなアナタに救うのが「モノタロウのエルゴグリップ」。
自転車に乗るのがラクに楽しくなって、それでいてお財布にもとってもやさしいです。

3分くらいで読めますし、サイクリングがもっと楽しくなりますので、ぜひご一読を♪

529円というとんでもないプライス

ふつうの筒状のグリップと比べて、エルゴグリップはお値段が高めですね。
どんなに安くても千円前後しますし、ボクが愛用しているエルゴンGS1なんて、4,500円くらいします。ほんと高いなあ(苦笑)

一体成型でぽんぽん機械で作れるであろう、ふつうの円筒形のグリップと違って、エルゴグリップは芯?骨?があって、その上の柔らかい素材でカバーして、そしてほとんどのモノはロックオンというネジで固定する方式のものが多いので、きっと手間ひまがかかるんでしょう。

でもボクは最近とんでもないエルゴグリップを発見してしまいました!
それが今回ご紹介する「モノタロウのエルゴグリップ」です。

なんとお値段529円(税別)なり。

モノタロウのエルゴグリップ

【公式】モノタロウのエルゴグリップ 529円(税別)

さきのエルゴンGS1の8分の1以下のプライスです。エルゴンGS1ワンセットで、モノタロウのエルゴグリップが8セットも買えちゃいます。

でもね、「安かろう悪かろう」が世の常なので、値段だけ見て喜ぶのはまだ早いですよね。
あくまで性能に対して、それに見合うプライスなのかどうかが大事ですので。

ということで、今回はエルゴンGS1と「モノタロウのエルゴグリップ」を徹底比較対決!というスタイルでレポートしてまいります。

「安物買いの銭失い」となるのか否か?その結末やいかに!(笑)

ロックオン

エルゴンGS1が外側のロックリングでハンドルバーに固定するのに対して、モノタロウはグリップ内側のロックリングで固定します。

材質は全体で共通だけど工夫されてるのがわかります

ではまず一回戦は双方の材質から見ていくことにしましょう。

比較対象となるエルゴンGS1については、別の記事で詳しくレポートしていますので、合わせてご覧いただけるといいかもです。

ERGONエルゴンGS1を三年間使い倒してみたレポート【エルゴグリップ】

柔らかい部分

エルゴンGS1は、場所によって硬さの違う素材を使い分けてるようです。写真のピンクにしてある部分や柔らかい素材で、それ以外はやや硬めの素材が使われています。

具体的には、手のひらを置く体重がかかるところと、親指がぎゅっと当たるところに柔らかい素材が使わていて、よく考えられているなあと思いますね。

 

グリップの素材分布

モノタロウのほうは、あれこれ触って調べたところ、どうやら全体を同じ素材で覆っているようですね。

でも手のひらを置く、体重がかかる部分にはスリットというか「ひだひだ」になっていて、結果として他の場所より当たりが柔らかく感じるように工夫がされています。

素材を変えたりとかはコスト的に無理だけど、知恵を絞って工夫したで!みたいな熱いものを感じずにはおれません(大げさ)

ただエルゴンGS1とは違って、親指部分はとくに対策はとられてはいないもよう。

あと、素材の手触り感ですが、しっとりと落ち着いた感触で、とても手触りがいいです。
安っぽいアカン感じのグリップにありがちな、消しゴムっぽい感触はないですね。

人差し指と親指で輪を作る部分はとってもスリム

次は、人差し指と親指で輪をつくる部分について観察しましょう。この部分が太いと、最初は大丈夫なんですが、長い時間と距離を走るとだんだん疲れてくるんですよね。

細い

ごらんの通りとても細いです。厚み2ミリくらいでしょうか。それでも骨格と柔らか素材の二層構造になっているので、手が込んでいますよね。

細い

モノタロウもエルゴンGS1と同じくらい細いです。こちらも同じく骨格と柔らか素材の二層構造となってます。自然な握り心地で疲れなさそう。

「ひれ」部分にしっかり「骨」が入っている

体重がぐっとかかる手のひらがあたる「ひれ」部分の内側に、しっかりと「骨」が入っていることがとても大事だと最近知りました。遅まきながら。

骨がちゃんと入っていないと、必要以上に「ひれ」部分が変形して、体重を受け止めることができませんからね。なので「骨」は大事なんです。

骨

「ひれ」部分にしっかり「骨」が入っています。ぐねってもほとんど変形しません。
でもあまり「骨」のゴツゴツ感がしませんので良い感じです。

骨が入っている

同じく「ひれ」部分に「骨」が入っています。ぐねってもエルゴンGS1以上に変形しません。というか柔らか素材の下に「骨」の存在をしっかり感じます。言い方を変えると「ゴツゴツ」感がありますねぇ。

これは後でご説明する、実際に乗り比べてみてのシーンで確信に変わります。

ほんのかすかに手のひらに骨のカドを感じる

同時テスト

それぞれ別にテストすると、エルゴンGS1はもちろんナイスですし、モノタロウもまずまず良い感じなんですよ。

でもそれではレポートになりませんので、ふと閃きまして、右にはエルゴンGS1を、左にはモノタロウを装着しまして、同時比較テストをすることにしました。

そうやってテストした結果、これはもうはっきりと特性の違いを感じることができました。
面白いものですねぇ。

カドがある

それぞれのグリップを左右につけて走ってみて、すぐに感じることがありました。

それは、モノタロウグリップの手のひらがあたる部分である「ひれ」内部の「骨」のカドの違和感を感じるということです。

モノタロウを左右につけて走ったときには感じなかった違和感を、右にエルゴンGS1をつけたことにより、はっきりと感じました。

「骨」のカドの違和感以外は、もうエルゴンGS1もモノタロウも、正直あまり変わらないという感想なんです。これはこれですごいことですよね。
それだけモノタロウがよくできていると言えると思いますよ。

しかし、たったひとつ、モノタロウには手のひらにカドを感じる違和感が。これは同時比較するまでは思いもよらなかったなあ。非常に面白いです。

角度を水平からちょこっと寝かすと違和感なくなる

でも総合的に考えますと、モノタロウは相当にレベルが高いんですよね。なのでどうすれば気持ちよく使うことができるか、ちょっと考えてみました。

それはグリップをハンドルバーにセットする角度を調整することです。

水平にセット

ボクのこれまでの経験で、エルゴグリップって、体重がかかる手のひら部分をうまく体重が分散して負担が減る角度にすることが大切なんですよね。

まずは水平の状態を基本の角度として、走っては調整し、また走っては調整、というのを繰り返します。

ただ今回のモノタロウだと、ベストと思われる角度にセットすると、ちょっと「ひれ」部分の「骨」のカドの違和感を感じてしまうんです。

少し寝かす

そこで本来は体重が分散して負担が軽くなる角度から、ほんのちょっとだけ寝かすというのをやってみました。カドが感じなくなる程度でちょっとだけ。

すると先に感じていたカドの違和感がなくなりました!
それでも本来のベストの角度からほんのちょっとだけ寝かせただけなので、まだしっかりと体重が分散してまして、十分にエルゴグリップの役目を果たしてくれています。

この状態で、20kmほど走ってみましたが、違和感なく気持ちよく走ることができました。
よかったです。

エルゴグリップの角度調整について、わかりやすく解説した記事がありますので、ぜひご覧いただけると役に立つと思います。

エルゴグリップの取り付け角度の調整方法【ロックオンタイプがおすすめ】

総合的にみてとんでもなくコスパが良いね!

というように、エルゴンGS1とモノタロウのエルゴグリップ対決をレポートしました。

その結果として、「安物買いの銭失い」となりましたでしょうか?
結論としてはこんな感じですね。

  • どちらが良いかと問われたら「エルゴンGS1」が良い!と即答。
  • でもねモノタロウだって全然良い。
  • ざっくり言ってエルゴンGS1が100点として、モノタロウは60点。
  • 8分の1の価格で60点って相当に立派で、他にもなかなかない。
  • エルゴンGS1は決戦用(決戦ってなに?)
  • モノタロウは普段使い用。

というわけで、なんだかモノタロウを褒めすぎなような気がしないでもないですが、ボク的にかなり気に入っています

自分で実際に使ってみての結果なので、人様にも遠慮なくおすすめできますね。
それでいて、オドロキのプライス529円。コスパ最高

まとめ

というわけで今回は、手が痛くならず疲れないエルゴグリップの中で、驚きのコストパフォーマンスのモノタロウのエルゴグリップをご紹介しました。

最後にまとめます。

要点まとめ

529円というとんでもないプライス
⇒高性能なエルゴンGS1(4,500円くらい)の8分の1の価格。
⇒結論は決して「安かろう悪かろう」ではない。

材質は全体で共通だけど工夫されてる
⇒部分的にスリット加工をして柔らかさを出している。
⇒しっとりと落ち着いた手触りで好感触。

人差し指と親指で輪を作る部分はスリムで握りやすい
⇒握る部分が太いと長時間走ると疲れるもの。
⇒しっかりと細く薄く作られていて疲れなさそう。

手のひらを置く「ひれ」の部分にしっかり「骨」が入っている
⇒体重をしっかり受け止めて分散させるために「骨」は大切。
⇒しっかり「骨」が入っていて、必要以上に変形しない。

かすかに手のひらに骨のカドを感じる
⇒水平にセットして走ると手のひらにかすかに違和感がある。

角度を調整すると違和感なくなる
⇒ほんの少し寝かせるだけで違和感が消える。
⇒それでもしっかり体重を支えて使い心地よし。

総合的にみてとんでもなくコスパが良い!
⇒エルゴンGS1が100点ならモノタロウは60点。
⇒性能と値段のバランスが最高。
⇒普段使いにもってこい。

ようするに、

高価なエルゴグリップを買うのに悩むなら、まずはモノタロウのエルゴグリップを買うと間違いない。性能はそこそこ、お値段は激安、コストパフォーマンス最高。

ということです。

どんどんご自分で自転車に手を入れて、お気に入りのマイ自転車に育てていきましょう!