この記事では、は、あれこれ調べまくって最終的に選んだドロヨケを、実際に自転車に取り付けるまでをレポートします。
自転車にドロヨケを付けるって言っても、すんなり付けれるかどうか不安だし、もし上手く付けることができなかったらどうしようと心配になりますよね。
なので今回は、ボク自身がドロヨケを実際に取り付けるまでの流れや、その中で起こったちょっと困っちゃったことなどをお伝えします。
「ふむふむ、そんなことがあるんだねえ」と事前に知っておくだけで、心配や不安がほとんど無くなっちゃうと思いますよ。
失敗しないドロヨケの選び方おさらい
自転車にドロヨケを付けるにあたって、失敗しないためにこれだけは気を付けてね!なポイントを前回の記事で紹介しました。
ポイントだけをおさらいしますと、
- 普段使いの自転車にドロヨケは必須
- 材質はプラスチックかポリカーボネイトがおすすめ
- サイズ選びに注意して!(特に26インチ)
- 取り付け方はハブ軸方式とダボ穴方式の二つ
詳しくは下の記事をご覧くださいね。
今回取り付けるドロヨケ紹介
正直言いますと「商品選びは手間取ったけど、ドロヨケの取り付け自体は楽勝でしょう♪」って思ってました。
でもね、実際に取り付けてみると、これがなかなか思い通りにいかないんだなあ(汗)
まあだからこそ勉強になりますし、面白いところでもあるんですけどね。
ではさっそく始めましょう。
【サイクルベースあさひ】あさひフルフェンダー 26インチ ポリカーボネイト製 前後セット
同じシリーズで(なぜか発売元は違います)、サイズ違いはこちら。
こんな部品たちで構成されてます。一部使いにくいボルトなんかがありまして、最終的に自前のボルトを替わりに使ったりしました。。
ちなみに取り扱い説明書なんかは付属しておりませぬ。ある意味予想通りです。このあたりからすでに「人を選ぶ」気配をちらほら感じております。
フロントのドロヨケを取り付ける
さくっと取り付けてみました。作業自体はさほどむつかしいものではありません。付くべき所に付けるべき部品を付けるだけ。
でもね、さっそく不具合を発見しました!ステーが長すぎるんです。
- ダボ穴側を限界まで追い込んでます。
- それでもドロヨケ側はすき間が開きすぎ。
- これではカッコ悪いです。
- ダボ穴側も追い込み過ぎて、ハブ軸ナットの着脱に支障がありそう。
- 一言で言うと自転車とドロヨケステーの位置関係が悪いね。
という見解となりました。やっぱり来たね!という感じです。
そこで実行しました対策は、
金属ノコでステーを10ミリほどカットしました。ステンレスなので硬くて難儀しました。
ステーを10ミリカットした結果、とてもバランスが良くなりました。
- ドロヨケとタイヤのすき間もちょうど良い感じです。
- ダボ穴側もちょうど良い差し込み具合です。
- ハブ軸ナットともまったく干渉してません。
それぞれの自転車の車種専用に作られた純正ドロヨケなら、たぶんこんなこと起こらないでしょう。でも汎用品だから仕方が無いというか、たぶん普通です。
このくらいのことは自分でしなされという覚悟を要求されてる気がしますね。まあ実際にやってみれば、どうってことないです。
リアのドロヨケを取り付ける
リアもサクッと取り付け完了しました。そして、ハイ、さっそく問題発生です。
ドロヨケステーの長さが足りません。
実は原因はカンタンなことでして、ダボ穴の場所がハブ軸より遠くなってるから、ステーが届かないんです。これはルイガノTR2の個性のようなもの。
ルイガノTR2の純正ドロヨケがあるとすれば、きっとこのあたりの位置関係を考慮して、ばっちりな長さのステーが用意されてたと思います。
でも今回は純正の専用品ではなく、あくまで汎用品なのでこんなものです。長いと文句を言われ、短くても文句を言われて、汎用品もお気の毒というものです(笑)
まあ現実問題として、ステーが短くて困っているのも事実。今回のフロントのように長ければ、カットすれば良いんですが、短いものは伸ばすわけにもいかないですしねえ。
ダボ穴に取り付けた金具で、ステーがしっかり収まっているように見えますが、実は半分くらいしか刺さってません。なんかの衝撃で抜けちゃうじゃないかと心配です。
それに最後部のドロヨケとタイヤのすき間もギリギリですし。タイヤの曲線とドロヨケ曲線が合ってないのもカッコ悪い。
思いつく対策はこんなあたりでしょうか。
- どうにかして長いステーを調達する。
- ドロヨケ側の取り付け位置を、時計の文字盤で言えば、今の9時半くらいなのを、10時半くらいに変える。
とりあえず今の状態でもドロヨケとしての機能は果たせてるので、まずはこれで妥協しといて、対策は継続審議ということにします。
プラスのボルトなのが気になります
これは部品構成の中の、ドロヨケステーをダボ穴に取り付ける小さなボルトなんですけど、頭がドライバーで回すようになってます。プラスとマイナスの両方のドライバー対応ですね。
このボルトってけっこうチカラを入れるやつなんですね。そして振動なんかで抜け落ちることのないように、ネジロック剤も塗られていますので、回すのにけっこう抵抗が大きいです。
そういう用途のボルトにプラスの頭というのはないなあというのがボクの考え。ふだんスポーティな自転車をいじりまくってますので、もうボルトの頭は、しっかりチカラを受け止めてくれる六角穴付きボルトしか受け入れられませぬ。
そして実際にこのプラスボルトを回してて、ネジ山をなめそうになりました。まあ扱いが下手くそというのもあります(苦笑)
結論は、自分で元から持ってる六角穴ボルトにチェンジしました。だってそのほうが安心ですもん。これならなかなかナメたりしません。
後になって思えば、最初から六角穴ボルトを使えばよかったんですよ。部品構成に入ってるからといって、必ず使わないといけないということはありませんし。
汎用ドロヨケを付けたことで得た気付き
というふうに、いろいろと良い経験をさせてもらいました。そして、なかなか思うようにいかないことを、なんだか楽しんでいる自分にも気付いて面白かったです。Sなのか?(笑)
そんななかで感じたことは、
- 専用品と違って、汎用品は多少の調整が必要ですね。
- あーでもない、こーでもないと考えるのも楽しいです。
- 最後の最後は自転車屋さんに助けを求めればいいですよね。
ということでしょうか。
自転車の楽しみって大きく分けて、乗る楽しみと、イジる楽しみの二つがあると思うんです。今回のドロヨケ取り付けは、イジるほうの楽しみですね。
せっかくのイジる楽しみをやらない手は無いので、まず出来るところまでやってみて、これ以上はお手上げだなあと思ったら、自転車屋さんに助けてもらいましょうよ。
中にはちょっとイヤな顔をする自転車屋さんもいるかもですが、そこは感謝のココロを持ちつつ、鉄のハートでお願いしましょう(笑)
まとめ
というわけで今回は、あれこれ調べまくって最終的に選んだドロヨケを、実際に自転車に取り付けるまでをレポートしました。
最後にまとめます。
フロントのドロヨケを取り付ける
⇒ダボ穴の位置によってステーの長さが合わないこともある。
⇒長過ぎる場合は金属ノコでカット。
リアのドロヨケを取り付ける
⇒ダボ穴の位置によってまたまたステーの長さが合わない。
⇒短すぎるのはどうにもできない。
⇒今はだましだまし使って、対策を考える。
プラスのボルトが気になる
⇒チカラがかかるヶ所なのでナメそう。
⇒自前の六角穴ボルトで代替え。
汎用ドロヨケを付けたことで得た気付き
⇒多少の調整は必要。
⇒あれこれ考えるのも楽しみ。
⇒お手上げなら自転車屋さんへ。
ようするに、
自分でドロヨケを取り付けることは十分可能です。ただ車種によって個性があるので、ちょっとばかり調整が必要になることがあります。
ということです。
あなたの自転車にぴったりのドロヨケを、多少苦労しながら付けてあげると、自転車との距離がまたまた近づいて、仲良くなれますよ。