この記事では、女性向けのちょっとだけスポーティなサドル「VELO女性向けサドル」をクロスバイクに付けて、そしてテストするまでをご紹介します。
自分の自転車に合うサドルを見つけたいけど、なにをポイントに探せばいいのかわからないし、そもそも良いサドルって何なの?ってくらい、分からないことだらけ、ってことありますよね。
そんな悩みをカンタンに解決するのが、今回ご紹介する「VELO女性向けサドル」です。
このサドルをチョイスするだけで、デザインも納得で、長時間自転車に乗ってもお尻がいたくなりにくくなりますよ。
4分くらいで読めますので、ぜひご一読を。
ルイガノTR2用のサドルを探す旅
我が家に中古でやってきた、ゆるめのクロスバイク「ルイガノTR2」のリフレッシュ計画が終盤にさしかかってきました。完成まであと少しです。
そしてこれまで先延ばしにしてきた、ルイガノTR2用のサドル選びを、いよいよ本格化しないといけないです。サドル無いとルイガノTR2に乗れませんもの。
ただ、サドル探しといっても、今回はいろんな条件があれこれありまして、なかなかカンタンには決まらないでいたのです。
どんな条件かというと、
- ボクじゃなくて家族(女子)が乗る用です。
- 通勤通学レベルのふつうに自転車を利用する人です。
- 遠出してもお尻が痛くならない。
- ルイガノTR2に合うデザイン。
- カラーは茶色=ブラウン。といってもクラシック調はダメ。
- ちょっとカワイイのが良い。でも可愛すぎるのはダメ。
- めっちゃ高いのはダメ。高くても五千円まで(これも高い)
という、極めて厳しい条件を突きつけられているのです。そんなサドルあるのー?!
いろんなサイトを見回りましたが、条件に合うような商品は、数えるほどしかありませんし。
ギザのサドルはちょっと方向性が違いました
そんなサドル探しの旅をする中で、「もしやコレは?!」と見つけたのが、この「ギザプロダクツSDL21302」だったのです。
でもね、実際に買って、そして乗ってみた結果、ちょっと条件とは違うなということが判明しました。デザインは良いんですけど、快適系ではなくて快速系なんです。
カンタンに言うと、しっかり走ることに向いていて、お尻が痛くならないことに対しては、さほど重視していないタイプ。これは良い悪いということでなくて、合う合わないという話ですね。
そのときのあれこれは、下の記事で読んでいただけますのでよければ。
【SDL21302】快適コンフォートなサドルだと思ったらスポーティ系でした
VELO女性向けサドルを発見!
振り出しの戻ってしまったサドル探しの旅ですが、Amazonでこんなサドルを見つけてしまったではありませんか。なぜ今まで気づかなかったんでしょう。
なんと商品名に「女性向けサドル」と、ダイレクトに書かれているではありませんか。これはまさにボクが探し求めていたサドルかもしれません!
商品写真と商品情報を見る限り、我が家の条件にほぼ当てはまります。
- 女性用というのがGOOD。
- いかにも快適系なカタチをしています。
- ルイガノTR2に合いそうです。
- 明るめでキレイな茶色です。
- かなりカワイイ。
- 三千円以下でお財布にやさしいです。
というように、かなりの好印象と好感触ですね。ただ一つ、ちょっと可愛いすぎるというクレームが出るかも。ヒップ部の黄色いタグが人を選びそうですよ。
でもね、立ち止まってはいられないので、まずは試してみることを選んだのでした。もしアカンかっても三千円でダメージ軽めですし。
外観デザインを見てみましょう
さっそく届きました「VELO Plush VL4126 女性向けサドル」。ヒップの黄色いタグを上を向いていますが、使っていくうちに下に下ってくることでしょう。たぶん。
明るいキレイな茶色ですね。ちょっと本皮っぽいレザーがカッコイイ。高級感とはちょっと違いますが、質感が良いなあ。
裏面を見てみると、プラスチックのフレームが凝った作りになってますし、レザーの仕上げが丁寧だなあと思いました。
金属レール部分は、磁石がひっついたので鉄ですね。キレイなメッキが施されていますので、当分サビたりしないんじゃないでしょうか(メッキの種類はわかりません)
ね、いろいろ丁寧でキレイでしょう。「ありゃりゃ」というところがありません。これで三千円しないっていいですね。
商品がセットされていた台紙の裏側に、いろいろと説明が書かれています。意味はなんとなく分かるような分からないような(笑)
どうやらメーカーの「VELO」には、大きく分けて三種類のサドルのタイプがあるらしく、今回の女性向けサドルは「INDLINED=前傾」という系列のようです。
なんかこのあたりで、すでにメーカーの「VELO」さんに好印象。そう、影響されやすいんです(笑)
ということで、外観とかデザインなんかを見てきましたが、やっぱりサドルは乗って「なんぼ」ですからね。
ルイガノTR2にサドルを付けて外へGO
さっそくルイガノTR2に「VELO女性用サドル」をセットして、外に出てみました。ちなみに今回がルイガノTR2のお外デビューの日となりました。
はっきり言って、予想通りというか、予想を大きく越えて、ルイガノTR2にばっちり似合います。まるで純正品のようなたたずまい。
後ろからの姿もスタイリッシュ。もっと「ぼてっ」と見えるのかなと思っていましたが、なんかスッキリしていますよね。
それでいて、ぜんぜん尖ってないですし、優しい雰囲気があります。黄色いタグも外で見ると、そんなに主張してませんし、目立たないですよ。
いやー、めっちゃ気に入りました。なんかイイなー。
実際に乗った感想は「GOOD!」
と、見た目とデザインを褒めまくってしまいましたが、ある意味これからが本番です。そう、実際にこのサドルで走ってみて、お尻がどうだったかが何よりも大切なのです。
結論から言います。正直おどろきました。結果はGOODです。
なにを隠そう、ボクはこの十年くらいの間で、20種類以上のサドルを試してきておるのです。といっても自転車ファンでしたら、こんな人ゴロゴロいるんですけどね。
そして出会ったほとんどのサドルに対して、大なり小なり違和感を感じることがほとんどです。なんとか折り合いを付けつつ、ちょっとガマンしたり、目をつぶったり。そのうち良くなってくるんじゃない?って期待したり。
でも、最終的にはほとんどのサドルが、「しっくり」とはこなかったです。これはほんと良い悪いじゃないですし、相性も問題なんですよね。ボクの乗り方が悪いって話もあったり無かったり(笑)
まあボクはマニアじゃなくて、ただ自転車が好きで、ゆるく楽しいでいるだけなので、そんな立派なことを言える立場じゃないんですけどね。
ふと存在を忘れてしまうサドル
そんなこんななので、ほとんどのサドルに対して、多かれ少なかれ違和感を感じてしまうんですよ。なのでそんなサドルに座っているときは、いつもお尻とサドルを意識しています。ちょっとした違和感を感じながらね。
でもね、この「VELO女性用サドル」にはそれがありません。サドルとお尻が小競り合いをしないです。仲良しなんです。なので違和感がなくて、なんか収まっちゃてる感じです。
ボクはこれに似た経験を何度かしてるんですよ。そのうちの一つを紹介しますと、
ボクが5年ほど前から、お気に入りの折りたたみ自転車「DAHON SPEED改 P9」に付けてる「セラSMP TRK」というサドルです。
幅広でけっしてカッコよくはないんですが、お尻とまったくケンカしません。収まるところに収まっちゃってる感じです。
ボクは本来、自転車に長時間乗るとお尻が悲鳴を上げるタイプの人なんです。もちろん本当に悲鳴を上げたりはしないようにはしています。
でもそんなボクが、とあるサイクリングイベントで、このTRKに座って、一日で180km走った経験があります。まったく痛くなかったと言ったらウソになりますが、なんとか完走することができました。
これがTRKじゃないサドルだったら、100km過ぎる前にリタイヤしていても不思議はなかったです。これは本当。
ボクのTRKは5年以上も前のモデルでして、もうあちこち割れてきてるんですけど、走行に支障はないので、もうしばらく使えそう。
現在のモデルは表皮のデザインが変わって、カッコよくなってますね。ちょっとほしい。
ながなかとTRKについて書いてしましましたが、なぜ書いたかというと、「VELO女性向けサドル」とTRKの感覚が良く似ていることに気付いたからです。ついでに言うと、カタチも似てますね。
繰り返しになりますが、お尻とサドルがケンカしない。収まるところに収まってる。その結果として、いつのまにかサドルの存在を忘れるというか、気にしなくなってる。これは本当にスゴイことだと思います。
デザインとか色とかでとりあえず選んだサドルが、「ほぼ当たり」だったなんてねえ。あとは家族にも乗ってもらって、感想を聞かなくては。きっと良い感想であることを祈ります。
あとね、もうちょっとだけ「VELO女性向けサドル」について情報を補足しておきますね。
- よくある快適系サドルのように「ふかふか」ではありません。
- しっかり具が詰まってる感じで反発もそこそこ強いです。
- 痛みを和らげるジェルとか入っていません。
- 独特の曲線形状とセンターに穴が空いているのがミソです。
- 柔らかさではなく形状で収めるタイプです。
- 本気で疾走するような人用じゃありません。
- ゆったりサイクリング向きです。
ということで、また良いサドルに出会うことができました。幸せだなあ。
後日乗った家族女子からも大好評
VELO女性用サドルを付けたルイガノTR2に、後日、家族にも乗ってもらいました。家族用に買った自転車とサドルですから、ボクより家族の意見のほうが大事ですからね。
結果は予想以上の大好評です。いやあ、がんばってリフレッシュした甲斐があったなあ。
家族の感想をカンタンにまとめますね。まずはサドルから。
- 可愛くて自転車のデザインにぴったり。
- 最初は可愛すぎるかな?と思ったけど、やっぱり大丈夫。
- けっこう硬いのにぜんぜんお尻が痛くない。
- 「ぐにゅぐにゅ」しないので、こぎやすい。
- 気に入りました♪
ということでした。これからはこの「VELO女性用サドル」が、我が家の女子の定番サドルになる予感がします。
まとめ
というわけで今回は、女性向けのちょっとだけスポーティなサドル「VELO女性抜けサドル」をクロスバイクに付けて、そしてテストするまでをご紹介しました。
最後にまとめます。
ルイガノTR2用のサドルを探す
⇒女性ならではの条件があります。
ギザのサドルはちょっと違った
⇒ギザのサドルはスポーティ志向。
VELO女性向けサドル発見
⇒女性ならではの条件をクリア。
外観デザインをチェック
⇒デザインもよくコスパも良い。
ルイガノTR2に付けて外へ
⇒ぴったり似合ってる。
実際に乗った感想はGOOD
⇒ふと存在を忘れてしまうサドル。
⇒お尻とケンカしないサドル。
家族女子からも大好評
⇒とても気に入ったようで定番化しそうです。
ようするに、
VELO女性向けサドルは、予想以上に良いサドルで驚きました。お尻とケンカしない、収まるところに収まる、それでいてコスパ良し。幸せになれます。
ということです。
サドルって自転車を楽しむ中で、とっても大きな要素なので、良いサドルに出会えたってことは、とっても幸せなことなんです。