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手が疲れにくいエルゴグリップの選び方と取り付け方法【総合まとめ】

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「長い時間、自転車に乗ってると手が痛くなってくるんだけど、どうしたらいいの?」

そんな人のために、ゆるく自転車を楽しんでいるボクが、手が痛くなりにくくて、疲れにくくなるグリップ、「エルゴグリップ」について、経験を通して気付いたことを、丁寧に解説しました。

「エルゴグリップを使いだしたら、もう普通のグリップには戻れないよ」という人が、ボクのまわりにはたくさんいます。ぜひアナタも仲間入りして、自転車のある生活をたくさん楽しんでくださいね。

手が疲れにくいエルゴグリップってなに?

スポーティな自転車は、前のめり(前傾姿勢)なので、ハンドルに体重がかかります。その姿勢のままで、長い時間自転車に乗ると手が痛くなったり疲れたりします。

それに対処するために、人が自然に、無理なく、効率的にあつかえるように作られているのが、エルゴグリップです。

エルゴグリップ

普通のグリップは、「線」で体重をささえるようにできています。そのため線の形で体重がかかるので、手が痛くなり疲れやすくなります。

それに対して、「面」体重を支えるのがエルゴグリップです。面に体重が分散してかかるので、手の負担がずいぶん軽くなります。

まず今付いているグリップを取り外そう

エルゴグリップを取り付ける、その前に、今付いているグリップを取り外さないといけませんよね。

しかし、無理にグリップをはずそうとしてはいけません!なぜなら、ハンドルバーやグリップが傷むからです。

パーツクリーナー噴射

一番おすすめの方法は、パーツクリーナーと「つまようじ」を使うグリップの外し方です。この方法はラクで簡単です。パーツクリーナーの取り扱いにご注意ください。

カッターナイフで古いグリップを切る方法もありますが、これは古いグリップを再利用することがない場合にだけ行ってくださいね。

ロックオンではないエルゴグリップの取り付け方

エルゴグリップには、ロックオンではないグリップと、ロックオングリップの違いがあります。今回はロックオンではないグリップの、取り付け方を紹介します。

安全のためにグリップは、簡単に取り外しができないようになっています。簡単に取りはずしができると、自転車に乗ってて危ないですから。簡単に取り外しできないということは、簡単には取り付けできないということでもあります。

パーツクリーナー噴射

一番ラクに簡単にできるおすすめの取り付け方法は、パーツクリーナーを使ってハンドルバーにグリップを付ける方法です。

エルゴグリップは取り付ける角度が大事です

エルゴグリップとは、エルゴノミックデザインされたグリップのことで、人が自然に、無理なく、効率的にあつかえるように作られています。なので長い時間自転車に乗っても、手が痛くなったり疲れたりしません。

エルゴグリップ角度

エルゴグリップは取り付ける角度が大切です。まずは水平を基本に取り付けます。さらに、しっくりくるまで何度も乗りながら調整を繰り返します。

ネジで固定するロックオンタイプの方が、調整が簡単でおすすめです。ネジを緩めると動いて、ネジを締めると固定されます。

ハンドルバーに密着させるタイプは、調整がめんどうです。パーツクリーナーなどを使って密着を外すのが少々大変ですね。微調整を繰り返すのはちょっとイヤかもです。

エルゴン社のエルゴグリップがメジャーです

骨

ボクが、エルゴンGS1を選んだ理由は、手の痛みや疲れの対策には、エルゴン社のグリップが一番だと確信したからです。そして、デザインがカッコイイですね。

エルゴンGS1の素材や形状についてですが、硬い部分と柔らかい部分があります。
人差し指と親指でつかむところは、とってもスリム。そして「ひれ」の部分にもしっかり「骨」が入っています。

エルゴンGS1で、実際に長距離を走って経験ですが、1日で10時間、175kmを走りました。その時は、カラダはとても疲れたけど、手の痛み疲れはなかったです。

三年以上使って感じる耐久性はですが、屋根付き外置きで三年以上使ってもまだ大丈夫。

エルゴンGS1の弱点や短所は、4,500円前後とお高いことです。

エルゴン社には、他にも多くのラインナップあります。エンドバー付きなどいろんな種類があるのでお好みで選ばれるといいですね。

【モノタロウのエルゴグリップは、性能そこそこでお値段は激安です

「モノタロウ」オリジナルのエルゴグリップは、529円というとんでもないプライスです。
高性能なエルゴンGS1(4,500円くらい)の、8分の1の価格ですが、決して「安かろう悪かろう」ではありません。

骨が入っている

材質は全体で共通ですが、いろいろと工夫されています。部分的にスリット加工をして柔らかさを出していて、しっとりと落ち着いた手触りで好感触です。

人差し指と親指で輪を作る部分は、スリムで握りやすいです。握る部分が太いと長時間走ると疲れるものです。しっかりと細く薄く作られていて疲れなさそうです。

手のひらを置く「ひれ」の部分に、しっかり「骨」が入っています。体重をしっかり受け止めて分散させるために「骨」は大切なんです。しっかり「骨」が入っていて、必要以上に変形しないのがいいです。

ただ、かすかに手のひらに骨のカドを感じます。水平にセットして走ると手のひらにかすかに違和感があるんです。

これは、角度を調整すると違和感がなくなります。ほんの少し寝かせるだけで違和感が消えて、それでもしっかり体重を支えて使い心地がイイですね。

総合的にみてとんでもなくコスパが良いです。エルゴンGS1が100点ならモノタロウは60点。性能と値段のバランスが最高で、普段使いにもってこいですね。

オシャレカラーのエルゴグリップもあります

これまでご紹介したエルゴグリップは、すべてブラック系のちょっと硬派なイメージがあると思っています。

でもゆるめのクロスバイクなどには、そんな硬派なデザインのエルゴグリップが似合わないシーンもありますよね。

あくまで一例ですが、我が家のゆるめのクロスバイク「ルイガノTR2」には、リフレッシュでいろいろカスタマイズする中の一つとして、ブラウン(茶色)のエルゴグリップを取り付けています。

完成形です

先に紹介した「モノタロウ」オリジナルエルゴグリップの色違い版です。

グリップシフトからトリガーシフトに交換する際に、ブレーキレバーとともに交換しました。

トリガーシフト化の説明と一緒に、ブラウンのエルゴグリップの紹介もしているので、よければ下の記事をご覧ください。