この記事では、いったんリフレッシュが完了したルイガノTR2を、実際外で走らせてみて、どうだったかのレポートをご紹介します。
いろいろ考えて、自転車を手入れしても、実際に外で走らせてみると、思ってたのとちょっと違ったり、予想よりずっと良かったり、そんなことありますよね。
ルイガノTR2を通して、ボク視点で得た気付きを、思いのままにシェアさせていただきます。
4分くらいで読めますし、これからご自分の自転車を手入れする時に、役に立つかもしれませんので、ぜひご一読を。
片道30分の公園までテストラン
一ヶ月ほど前に、中古で我が家にやってきた、ゆるめのクロスバイク「ルイガノTR2」のリフレッシュが一通り完了しました。まだちょっと手を入れたいところはありますが、まずは外で走らせてあげないとですね。
というわけで、梅雨の合間を縫って、我が家から30分ほどの距離の公園にやってきました。なぜこの公園に来たかというと、緑を背景に写真を撮りたかったから(笑)だってとってもキレイじゃないですか。
まあ、時おり小雨がパラついてましたが、ルイガノTR2はこれから、我が家の女子の普段使い自転車として活躍してもらうことになるので、雨なんか気にしてはいけないのです。と言っても、リフレッシュしたばかりなので、ほんとはヒヤヒヤしてたんですけどね。
余談ですが、公園の池のほとりで写真撮影をしていると、野生?のサギが何羽もいまして、少々驚きました。たぶん暮らしやすいんでしょうね。いい公園だなあ。
スペックじゃないよと教えてくれたルイガノTR2
先にお伝えしておくと、一ヶ月ほどのあいだ、ちょっとずつコツコツと手を入れてきた、ルイガノTR2なので、もう可愛いくて仕方ないんです。
程度がかなり良かったとは言っても、中古車であることに変わりはないですし、やはり十年前の車体なので、あちこちくたびれて、汚れてたり、キズがついていたりで、そのままでは、乗る気になりませんでした。乗るのはボクじゃないですけどね。
気になるところを、全部チェックして、可能なかぎりキレイにして、交換が必要なパーツなんかは新品交換して、最終的に納得できる状態に、仕上げてあげることができました。
ご覧の通り、ぱっと見た目にはほぼ新車です。というか自転車に詳しい人ではない限り、新車にしか見えないと思います。ボク自身が乗っていても、しっかり調整された新車に乗っていると錯覚しちゃうくらいですから。
以前は「疾走系」だったボクですが、ここ数年は折りたたみ自転車などなど、ゆったり系の自転車の楽しみ方に変化してたんです。でもやはりスペックとか性能とかに目がいくこともしばしばでした。
でも今回ルイガノTR2をリフレッシュすることを通して、スペックとか性能とかとは、違う価値が自転車にはあるなと、再確認したしだいです。
今回は、片道30分、往復60分ほど、ゆるゆると乗ってみて感じたことを、サクッと書いていこうと思います。
走行性能的なことは、回を改めて書くつもりです。まあルイガノTR2は、走行性能的なことを求める自転車ではないのかもしれませんが、やはり一度はちゃんと書いてみたいですからね。
ハンドル回りがスッキリ
この構図ですが、自転車に乗っていると、いつも目に入ってくる構図ですよね。ここがすっきりまとまっていると気持ちがイイです。
やはり便利なVブレーキ用リング錠
Vブレーキ用リング錠も活躍してくれてます。さくっと施錠できるのと、ちゃんとカギかけてるよ!という牽制効果があると思います。見た目も質感高めで気に入ってます。
エルゴグリップとトリガーシフターが好感触
やはりエルゴグリップはイイです。今回はボク用にポジションをセットしているので、そこそこ前傾なんですよ。それをしっかり受け止めてくれてます。
トリガーシフターですが、イイという以前に、ボクはこれじゃないとダメなんです。グリップシフトだとどっちに回せばいいのか混乱します。
操作はカチカチと軽いですし、確実に変速している実感があります。
ブレーキはちょっと効きすぎかもで要調整
シマノのブレーキレバーは、デザインはすっきりしてて好きなんです。そしてもちろん操作性もいい。
ブレーキレバーではなく、Vブレーキ側の話になりますが、ブレーキめっちゃ効きます。もしかしたら、家族が乗るとちょっとブレーキが効きすぎて、危ないかもしれません。遊びを多くとって、パニックブレーキングしても大丈夫なように調整します。
「パワーモジュレーター」という、Vブレーキの効きをマイルドにするパーツもあるので、それの導入もちょっと検討してみます。
VELO女性用サドルは取付角度に気を付けよう
先日テストを済ませた、VELO女性用サドルですが、やはり快適です。ただ注意しないといけないなと思うのは、取り付け角度の調整ですね。
収まるところに収めて、快適に乗れるように考えられているサドルなので、良くない意味で適当に取り付けると、ぜんぜん快適じゃない。ちゃんと角度を微調整して、最適なポジションを決めるのが大切だと感じました。
良い仕事をする十年選手のターニー・ディライラー
元から付いていたシマノ・ターニー・ディレイラーです。元からですから、たぶん十年以上前のものです。
そもそもボクは、これまでターニーのことを少々バカにしていまして(失礼)、ようするに最低グレードの安物ディレイラーだと思っていました。
まあそれも一面の真実だとは思うんですが、今回少し驚いたのは、十年前の安物ディレイラーなのにも関わらず、何のストレスもなく、カチカチ確実にしっかり変速してくれることです。
上位グレードのお高いディライラーと比べると、変速時のショックは「カタンっ」と大きめです。でも「ちゃんと仕事してますやん!」と褒めてあげたくなるんです。立派ですよ。
他の駆動系も見た目にこだわりました。機能的にはいっさい手をいれてません。
- シルバーに再塗装したチェーンリングカバー。
- シルバーのメッキチェーンでピッカピカ。
- ターニーディレイラーは元からキレイだったのでそのまま。
前カゴはやはり重量感を感じます
普段使い自転車の装備として、決して外すことはできないのが前カゴ。カゴ足を付けて、在庫のブリヂストンのステンレスのカゴを付けました。容量もしっかりあって、スーパーでたくさんお買い物をしても大丈夫。
ただ今回体感してみて感じたのは、少々重いなあということです。カゴ、ブラケット、カゴ足などなどで、たぶん2kgくらいあるんじゃないでしょうか。
付ける前とくらべると、ハンドル回りに重量を感じますね。そりゃ2kgだもの。軽量化の方法もないわけではないですが、これはしばらく静観しましょう。普段使い自転車ですから、こういうところは大目に見てあげないと。
安定感バツグンの両足スタンド
やはりバツグンの安定感の両足スタンド。こういうちょっと荒れた?地面でも安心して駐輪することができますね。
そして見た目も高級感があってステキです。600グラムくらいと少々重いんですが、これは安定感のためには必要なのです。
ポジションはやはり「ゆるめ」のクロスバイク
サドル位置に対して、ハンドルが高めです。スレッドステムは一番低くしてあるので、これ以上は下がりません。
サドルとハンドルとの距離は、遠すぎず近すぎず、けっこうイイ感じです。家族が乗るときには、サドルはぐっと下げることになるはずです。
ママチャリよりは多少前傾姿勢になりますが、かなりゆったりしてますので、家族はラクに楽しく乗ってくれるのではないでしょうか。前傾姿勢は慣れないとシンドイですからね。
様子を見ながら、ラクに楽しく乗れるポジションにしていけばいいですよね。
まとめ
というわけで今回は、いったんリフレッシュが完了したルイガノTR2を、実際外で走らせてみて、どうだったかのレポートを、ご紹介しました。
最後にまとめます。
片足ではなく両足スタンドを選ぶ理由
片道30分の公園までテストラン
⇒実際に走らせてみて様子をみてきた。
スペックじゃないよと教えてくれたルイガノTR2
⇒手を掛けて育てた自転車は愛着ハンパない。
ハンドル回りがスッキリ
⇒自転車に乗るといつも目にする構図。
やはり便利なVブレーキ用リング錠
⇒さくっと施錠できて牽制効果も。
エルゴグリップとトリガーシフターが好感触
⇒操作性がとてもいいです。
ブレーキはちょっと効きすぎかもで要調整
⇒遊びを多く取るように要調整。
VELO女性用サドルは取付角度に気を付けよう
⇒適切な角度で取り付けて初めて快適に。
良い仕事をする十年選手のターニー・ディライラー
⇒ストレスなく確実に変速してくれる。
前カゴはやはり重量感を感じます
⇒2kgくらいある。大目に見ます。
安定感バツグンの両足スタンド
⇒どんな地面でもしっかり停めれる。
ポジションはやはり「ゆるめ」のクロスバイク
⇒乗る人に合わせて調整していこう。
ようするに、
自分でしっかり手をかけて育てた自転車は、スペックとか性能とかはさておき、愛着が湧いてきてしかたないですよ。
ということです。
いやー、自転車の楽しみ方って、ほんと一つじゃないですね!