この記事では、エルゴグリップを使って長く自転車に乗っても手が疲れにくくするためには、取り付ける角度が大切ですよ、という内容をお伝えします。
エルゴグリップが良いよということはわかったけど、実際にどうやって取り付ければいいのかわからないし、いろんなタイプがあって迷ってしまう、という方も多いと思います。
具体的には、
- エルゴグリップの取り付け角度が大切な理由
- エルゴグリップの角度の調整方法
- エルゴグリップの種類と選び方
の順番にご紹介していきます。
2分くらいで読めますし、エルゴグリップを上手に利用する方法がわかって、サイクリングがラクに楽しくなりますので、ぜひ読んでみてください♪
エルゴグリップについておさらい
自転車に長時間乗っても、手が痛くなったり手が疲れたりしにくいのがエルゴグリップ。
それは人間の手に合わせて作られているグリップだからなんですね。
エルゴグリップって、エルゴノミックデザインされたグリップですので。
エルゴノミックデザインとは、人間工学(エルゴノミクス)と呼ばれる研究分野に基づき、人がより自然に・無理なく・効率的に扱えるよう最適化された設計・意匠・デザインのことである。(weblio辞典より引用)
下のページで詳しく解説していますので、よければ御覧くださいね。
エルゴグリップは角度が大切
さて、このエルゴグリップですが、実はハンドルバーにグリップを取り付ける際の角度がとっても大切です。
人間の手に合わせて疲れにくく作られているはずなんですが、この取付け角度を間違うと意味がないというか、なんのためのエルゴグリップなんだ的な話になります。
思いつくところ、グリップを取り付けるにあたって注意すべき点はこんな感じでしょうか。
- 握りやすい。
- グリップにかかる体重がうまく分散される。
- 長い時間乗っていても痛くない、疲れない。
- しっかりハンドルバーに固定されている。
そしてこれらを実現するのに大切なのがエルゴグリップの角度なんですね。
水平を基本にして微調整してね
エルゴグリップの平たい部分に体重をかけて分散させるようにします。
ボクはこんな手順で調整をしています。
- まず平たい部分を水平にセットする。
- ちょこっと自転車に乗って、ちょうど体重が分散する角度にあわせる。
- さらに数キロ自転車で走ってみて、しっくりくる角度に何度か調整する。
「水平」はあくまで基本位置ですので、しっくりくる角度はこんな要素によっても変わります。
- エルゴグリップの種類による形状の違い
- 乗る人の体格など
- 自転車に乗るスタイル(がしがし、のんびり、などなど)
ご自分の好みに合うよう、しっくりくるまで何度でも調整してみてくださいね。
ばっちり決まると楽しくなってきますよ。
ネジで固定するロックオンタイプは調整がかんたん
さてこのエルゴグリップですが、自転車のハンドルバーに固定する方法の違いによって、大きくわけて二つの分け方があります。
- ロックオン方式=グリップについてるボルトネジによってハンドルバーに固定する。
- ふつうの密着方式=ハンドルバーにグリップが密着することで固定されてる。
上の写真がロックオン方式のエルゴグリップです。一番外側に付いている六角ボルトを締めることで、ハンドルバーにがっちり固定することができます。
そして自分好みの角度にする際には、六角ボルトをちょっとだけゆるめて、ちょちょっと角度を変えてみます。そしてまた六角ボルトを締めて、試し乗りしてみます。
この流れを何度か繰り返して、ばっちりな取付け角度を見つけるといいですね。
六角レンチをバッグに入れて、近場をサイクリングすると一石二鳥です。
ハンドルバーに密着させるタイプは調整がめんどう
さてロックオン方式の次は「ふつうの密着」タイプを紹介します。
エルゴグリップとしての機能や目的は、ロックオン方式とまったく同じなんですが、ハンドルバーに取り付ける方法が違いましたね。
ボルトで固定するロックオン方式と、ボルトとかは使わないでハンドルバーとグリップをぴったり密着させることで固定させる「密着」方式。
※ちなみに「密着」方式はボクが勝手に名付けたものですのであしからず(笑)
そして答えから書いてしまうと、ロックオン方式にくらべて、調整がたいへんです。
ハンドルにグリップが密着しているので、簡単には動きませんので。
ボクがやるとしたら(あまり経験はありませんが)こんな方法でやるでしょう。
- ハンドルバーとグリップの間に「つまようじ」を差し込んですき間をつくる。
- そのすき間にパーツクリーナーを噴射してハンドルバーとグリップの密着を外す。
- ぐりぐりっとグリップを手で回して、ちょうどよい角度に合わせる。
- 納得がいく角度が見つかるまで、これを繰り返す。
一度や二度ならまだいいですけど、何度も何度もこれを繰り返すのは嫌だなあ。。。
「密着」タイプのグリップを動かす方法について説明した過去ページを下に貼っておきますので、よければご覧ください。
まとめ
というわけで今回は、エルゴグリップで手が痛くならず疲れないようにするには、取り付ける角度が大切ですよというお話をご紹介しました。
最後にまとめます。
エルゴグリップ=エルゴノミックデザインされたグリップ
⇒人が自然に、無理なく、効率的にあつかえるように作られています。
⇒なので長い時間自転車に乗っても手が痛くなったり疲れたりしません。
エルゴグリップは取り付ける角度が大切
⇒まずは水平を基本に取り付けます。
⇒しっくりくるまで何度も乗りながら調整を繰り返します。
ネジで固定するロックオンタイプは調整がかんたん
⇒ネジを緩めると動いて、ネジを締めると固定されます。
ハンドルバーに密着させるタイプは調整がめんどう
⇒パーツクリーナーなどを使って密着を外すのが手間です。
⇒微調整を繰り返すのはちょっとイヤかも。
こんな感じですね。
ようするに、
エルゴグリップは取り付ける角度がとても大切ですよ。そして微調整が必要なのでロックオン方式のエルゴグリップがおすすめ。
ということです。
どんどんご自分で自転車に手を入れて、お気に入りのマイ自転車に育てていきましょう!